出版社内容情報
史上最年少で初の日米同時株式公開を果たしたが、光通信に会社を「乗っ取られ」た創業社長が自らの未熟さを反省しつつ、その間の経緯を生々しく描いている。
目次
天国と地獄
仕組み、を作らなきゃ駄目なんだ
お金は、出してあげるよ
そして、光通信がやってきた
光通信と提携しよう
さらば黒字経営
最初の裏切り
上場準備
迷走
ヒカリモノは腹をこわす
アメリかで訴えられる
さよなら、光通信
起死回生
時限爆弾
脅迫
自爆テロ
光通信との戦い
最後通告
反撃
エピローグ「占領」
著者等紹介
松島庸[マツシマイサオ]
1973年生まれ。武蔵大学中退。武蔵高校在学時より編集プロダクションでフリーランスの記者としてベンチャービジネスや販売促進、イベントなどの取材を行う。パソコン通信でのフォーラム(電子会議室)やデータベースサービス運営を経て、1995年に株式会社クレイフィッシュ創業。2000年に、同社を日本企業として初の日米同時上場(米国NASDAQと東証マザーズ)させる。上場企業社長としての最年少記録を更新。2001年大株主との対立激化により、同社を追われる。同年、再起を目指し、エム弐拾八株式会社創業。同社代表取締役社長
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感想・レビュー
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majiro
3
いや、ひどい。しかし、規模はどうでも、同じようなことは世の中に蔓延している。自分も決して無関係ではないと思い知って、これからを頑張っていこう。2014/04/29
さんずいにあるく
0
以下、仮にこの本に書かれていることが真実ならば、の話。事実は小説より奇なりとはよく言ったもので、筋書きのわかっている悲劇を小説で読んでいるような感覚だった。ビジネスを見る目は確かにあった一方で、ナイーブかつお人好しだったんだろうなぁ。そういうギャップが、海千山千の光通信からしたらいいカモだったというか。会社を潰した人の話は、それを公にしようというだけで勇気がいるし、問題意識を共有する意味でも価値がある。余談として、造反した監査役の一部をはじめ、実名で登場する弁護士の名前は覚えておこうと思う。2016/03/10
ふぁん
0
状況がいい時は周りに良い人がいても、悪くなってくると怖い人が回りに増えるんですかねぇ。光通信という単語に興味がある方へ。2013/04/28
Koji Okada
0
久しぶりに、一気に読み切った本。社会の恐ろしさを疑似体験できるおすすめ出来る本ですが、余りにリアルで過激なので、古書しか売っていないのが玉に瑕です。。2012/08/11
ねむ
0
すごいななめ読みだった。けれど、どんどん全部が上手くいかなくなっていく過程は怖い。ビジネスって戦場なのだな。2012/03/15