出版社内容情報
―2025年までの経営改革で勝者となるか、敗者となるかが決まる
失われた20年へのリターンマッチが、ここから始まる!
グローバル市場で、買収一本槍でM&Aを推し進め、既存事業とのシナジーを生み出せず、グループとしての価値が棄損され、グローバル市場で評価されない日本企業の現象。
それが、「ジャパニーズ・ディスカウント」である。
【ジャパニーズ・ディスカウントに陥る3つの要因】
1:グローバル市場で急激にプレゼンスが低下している
2:楽観的なビジネス予測と過去の成功体験で、時代にそぐわない戦略思考をする
3:本質的な課題解決を後回しにし、競争力が低減している
コンサルタントとして、第一線で「経営戦略」「M&A」に従事し20年活躍してきた著者が、「ディスカウント」回避の成功施策例として、シーメンス、日立製作所、シュナイダーエレクトリック、ソニーグループといった、コングロマリット企業を分析。多くの経営者へ、企業再生、企業価値を高める経営の要諦を示す。
内容説明
経営変革コンサルティングのプロフェッショナルである著者が、世界のコングロマリット企業を事例に、「ジャパニーズ・ディスカウント」という日本企業特有の現象を分析。複雑化する現代において、生き残りをかけた新たな企業のあり方を描く。
目次
まえがき ジャパニーズ・ディスカウントの衝撃
序章 日本のコングロマリット企業の未来に向けて
第1章 ジャパニーズ・ディスカウントへの懸念
第2章 いま、グローバル市場で日本企業がどう見られているか
第3章 ジャパニーズ・ディスカウントを生み出す負のメカニズム
第4章 コングロマリット成功企業に学ぶ
第5章 ディスカウント課題解決のポイント
第6章 日本企業復活のシナリオ
著者等紹介
野澤英貴[ノザワヒデキ]
デロイトトーマツコンサルティング合同会社執行役員パートナー。大手総合商社などを経てデロイトトーマツコンサルティングに参画。重電、電機等の製造業をはじめ、ITなどの業界において、クロスボーダー案件、グローバル経営・営業改革等のグローバル・プロジェクトを多く展開。組織再編、M&Aプロジェクトの経験も豊富であり、戦略立案から組織設計はもちろんのこと、戦略がなかなか実行に移されない日系企業特有のボトルネックを解消する仕組み作りに近年は注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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