政策をみる眼をやしなう

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政策をみる眼をやしなう

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  • サイズ 46判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492961674
  • NDC分類 333
  • Cコード C3031

出版社内容情報

政策の評価は、市民一人ひとりに問いかけられている問題であり、「政策をみる眼をやしなう」ということもまた、避けて通れない課題であるだろう。

政策をみるための着眼点とは何か。政策をみるための拠りどころとなる座標軸とはどのようなものか。その座標軸からみたとき現代の政策はどのようにとらえられるか。そして、政策をみる眼をやしなうにはどうしたらいいのだろうか。

こうした問題意識を出発点に開催されたのが、京都大学経済研究所シンポジウム「政策をみる眼をやしなう」である。

本シンポジウムでは、学界の第一人者である研究者や政策報道の第一線で活躍するジャーナリストによる講演とともに、熱気のあるパネル討論が行われた。

第一講演者の軽部謙介氏は、経済ジャーナリズムとして政策を報道していくとはどのようなことなのか、また現代における課題に関して、アベノミクスをはじめとする経済政策を取り上げながら考察する。同氏は、政策を報道していく上で効果的なのはファクト・ チェックであり、一つひとつ「事実」を突きつけて、 立案プロセスを検証していくことが、権力の監視につながると主張する。

第二講演者の諸富徹氏は、アベノミクス、とりわけその第一の柱である日銀の量的緩和政策が本当に成功していると言えるのか、それが実は目に見えない形で問題を発生させている可能性について検証する。そして、量的緩和政策が単に金融の問題ではなく、財政民主主義の問題であることをあぶり出す。

第三講演者の佐和隆光氏は、第一次産業革命から第四次産業革命に至るまでの四度の産業革命について一覧し、第四次産業革命がもたらす雇用問題、ベーシックインカム制度導入の争点と是非、第四次産業革命における日本の立ち位置と今後の展開予想についても言及する。

パネル・ディスカッションにおいては、小嶋大造氏の司会のもと、コメンテーターに末光大毅氏を迎え、議論を深める。 

内容説明

メディア、財政金融政策、第四次産業革命等の多様なパースペクティブから、先端的課題に今、鋭く問いかける。

目次

第1部 講演(政策報道の現場で考えたこと―メディアは何をどう伝えるべきなのか;財政金融政策における裁量と規律―財政民主主義の視点から黒田日銀の量的緩和政策を検証する;第四次産業革命への適応―政府は何をすべきか)
第2部 討論―パネル・ディスカッション(説明責任を果たしているか;ファクト(事実)を重ねて世に問う
アベノミクスの賃金政策
人工知能(AI)で消える職業
保守対リベラルの妄想 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

awe

2
京大経済研での講演録を書籍化したもの。諸富さんの話が一番興味深かった。まず序章だが、世界銀行における世界統治指数の話で、日本をはじめとする後発国家はこの指数が低く、特に政府の説明責任が果たされていないという共通項があるらしいというのは初めて知った。講演1の軽部さんだが、メディアは「炭鉱のカナリアたれ」ってこと、そしてp51の政策決定=合成ベクトル図、つまりあらゆる政策は多様な利害関係者同士の調整・妥協の産物であるという話が印象に残った。2章の諸富さんの財政民主主義と日銀の金融緩和の話はかなり勉強になる。2021/02/23

さめかん

1
軽部氏の著書は以前に拝見しましたが、本書ではジャーナリストの目線でのお話が載っており興味深かった。また暗黙知という言葉が非常に印象に残りました。これからのAI時代、より自発性が求められる時代になると思います。その中で様々な経験・知識を得ていくことが重要なのかなと思いました。2020/10/09

はやし、

0
居酒屋等における異年齢交流が少なくなったことによるデメリットもあるだろが、そのデメリットはそれこそこの本で述べられているAIによる技術によって、上の年齢層の経験知を蓄積するようなシステムがあれば良いのではないかと思う。(※この本の話は居酒屋の話がメインではない。この本のメインは日銀の動きや政府の動きを分析することや、それを報道する側がどのような態度で報道するべきかということが書かれている。)2020/01/17

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