出版社内容情報
『ミクロ経済学?T・?U』(プログレッシブ経済学)を1冊に再構成。基本理論と現実の経済問題への考え方を学ぶことのできる入門書。
プログレッシブ経済学シリーズの八田達夫著『ミクロ経済学?T』『ミクロ経済学?U』の2冊の幹の部分のみを1冊にまとめたもの。単純に「章」を抜き出したのではなく、章ごとに再構成が行われ、大幅に加筆作業が行われた「最新要約版」となっている。多量の図のすべてに「説明」が加えられ、それを追っていくだけでも復習が可能になりました。ミクロ経済学の最重要な部分の展望を与えるとともに、独習書として読み終えた後では、さまざまな経済政策問題への対応策を自分自身で考えられるようになることができる。
本書の特色は、以下の点に要約されます。
第1に、加減乗除以外の数学を持ちいていない。
第2に、現実の日本の経済政策問題を数多く分析している。
第3に、需要曲線と供給曲線と余剰の概念を用いて分析を貫いている。
第4に、独学者が部分的に読んだ知識でも現実に活用することができる。
はしがき
序章 市場と政府の役割分担
1章 経済の全体像
2章 需要と供給
3章 供給曲線
4章 生産者余剰、可変費用、帰属所得
5章 需要曲線の導出と総余剰
6章 参入規制
7章 市場介入
8章 外部不経済
9章 規模の経済:独占
10章 外部経済と公共財
11章 道路と市場の失敗
12章 労働市場
13章 社会的厚生
14章 効率化原則
終章 政治家と官僚の役割分担
索引
【著者紹介】
八田 達夫(ハッタ タツオ)
大阪大学招聘教授・学習院大学客員研究員
1943年東京都に生まれる。1966年国際基督教大学(ICU)教養学部卒業。1973年ジョンズ・ホプキンズ大学経済学部博士(Ph.D.)。オハイオ州立大学経済学部助教授(1972-74年)、埼玉大学教養学部助教授(1974-77年)、ジョンズ・ホプキンズ大学経済学部助教授・准教授・教授(1977-85年)、大阪大学社会経済研究所教授・所長(1986-99年)、東京大学空間情報科学研究センター教授(1999-2004年)、国際基督教大学教養学部教授(2004-07年)、政策研究大学院大学(GRIPS)学長(2007-11年)、学習院大学客員研究員・特別客員教授(2011-13年)を経て、現在、大阪大学名誉教授・政策研究大学院大学名誉教授。
内容説明
本書は、Expressway(高速道路)に乗ったように素早くミクロ経済学の最重要な部分の展望を与えるとともに、さまざまな経済政策問題への対応策を自分自身で考えられるようになることを目的としています。『ミクロ経済学1・2』(プログレッシブ経済学シリーズ)の主要トピックを1冊に再構成しなおすことにより、『ミクロ経済学1』で論じた効率性だけではなく、『ミクロ経済学2』で詳しく論じた所得再分配と効率化政策の兼ね合いの問題も分析することができる最新要約版。
目次
市場と政府の役割分担
経済の全体像
需要と供給
供給曲線
生産者余剰、可変費用、帰属所得
需要曲線の導出と総余剰
参入規制
市場介入
外部不経済
規模の経済:独占
外部経済と公共財
道路と市場の失敗
労働市場
社会的厚生
効率化原則
政治家と官僚の役割分担
著者等紹介
八田達夫[ハッタタツオ]
1943年東京都に生まれる。1966年国際基督教大学教養学部卒業。1973年ジョンズ・ホプキンス大学経済学博士(Ph.D.)。大阪大学名誉教授、政策研究大学院大学名誉教授。オハイオ州立大学経済学部助教授(1972‐74年)、埼玉大学教養学部教授(1974‐77年)、ジョンズ・ホプキンス大学経済学部助教授・准教授・教授(1977‐85年)、大阪大学社会経済研究所教授・所長(1986‐99年)、東京大学空間情報科学研究センター教授(1999‐2004年)、国際基督教大学教養学部教授(2004‐07年)、政策研究大学院大学学長(2007‐2011)、学習院大学経済学部客員研究員・特別客員教授(2011‐13年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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