出版社内容情報
都市化の進展に伴い、都市問題、すなわち土地利用、住宅、交通、財政、環境等の側面が大きな問題となっている。現代経済学のツールを使って解説した最新テキスト。
内容説明
本書は、都市経済学のこれまでの蓄積のうちで、日本の都市の理解にとくに有益なものを解説する。本書の課題は、日本の都市が直面している具体的な政策課題に関して都市経済学からどのようなアプローチができるかを提示することである。したがって、本書では「日本の都市問題」の経済分析に焦点が当てられている。また、可能な限りの日本の都市に関する統計データと現状の制度的枠組みの解説を行い、それらに経済学のロジックがどう適用されるのかを考えていく。他の教科書と比較して本書の特徴は一つは、都市政策の分析に重点があることである。
目次
1章 都市化と都市政策
2章 土地利用
3章 資産としての土地
4章 建物の耐久性と・土地利用
5章 住宅市場
6章 住宅政策
7章 都市規模
8章 土地利用規制
9章 都市財政
10章 都市交通
11章 都市環境