内容説明
1992年のEC統合により、日本・米国に対抗できる産業基盤は形成されるのか。エレクトロニクス産業、航空・宇宙産業などのECの第2次産業の現状と、“ESPRIT”“BRITE”“EUREKA”などの先端技術開発プロジェクトの分析をとおして、EC産業の潜在力を解き明かす。
目次
第1部 巨大経済圏の誕生(世界第二の巨人誕生;2:1:1:の三強時代の到来;統合ECの潜在力を探る視点)
第2部 ECの技術開発力を探る(原子力技術におけるECのリード;世界に覇を唱えるEC航空技術;米ソに拮抗する「アリアン」ロケット;ESA独自の宇宙ステーション「コロンブス計画」;世界に冠たるEC超高速列車;エレクトロニクス分野のEC技術;EC技術のアキレス腱・エレクトロニクス)
第3部 EC技術共同体への悲願(欧州の復権賭ける技術共同体;高品位テレビにみるECの反撃;EC版ISDNへの挑戦;EC企業は「JESSI」を生かせない;ECの選択への提言;EC統合に対する日本企業の対応のありかた)