内容説明
「情報」というものは、ビシネスにはなにやら扱いにくいところがある。たとえば、商品としての情報の値段は、いったいどう決まるのか。このことひとつとってみてもたよりのないことおびただしい。本書は、情報の市場性について具体的事例をもりこみつつ、整理、考察したものである。また、電子化がいっそう進む近未来の情報市場において、その取引制度(知的所有権等)がどうなるかについても予見している。
目次
情報取引の枠組み
情報の価格(制度を支える公共型情報;密室化する学術型情報;取引されるノウハウ型情報;商品となるプライバシー型情報)
情報の商品化(モノに代替されるパッケージ型メディア;サービスを伝達するネットワーク型メディア;モノと共存するソフトウェア型メディア)
情報の市場性
情報のコピー(無体財産権の仕組み;電子コピーの権利;ソフトウェアの権利)
情報取引の未来型