感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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本書を貫いているのは、技術進歩が生産構造、農政を変え、社会を変えていくという視点(ⅱ頁)。農業は先進国産業で、先進国に向いた産業。先進国で比較優位産業に成長しうる産業(4頁)。補助金は、まだ独り歩きできない農家を、政府が手とり足とり面倒みようとする政策(73頁~)。緑健農法は断食栽培、飢餓栽培。水は10分の1、肥料も同様か100分の1(78頁)。現在の土づくり運動の問題点:本質の考察の欠如。兼業の深化と農家に化学肥料や農薬を大量に売ることで収益をあげる農協の購買事業が本質(86頁)。2017/01/12