出版社内容情報
不安定な中国経済、熾烈な競争、環境汚染、人材確保、FTA・TPP対策・・・・・中国で成功するための課題と対策
研究にあたって、中国国家発展改革委員会総合運輸研究所、エネルギー研究所、上海社会科学研究院など、中国の主だった研究機関にインタビューを実施。これにより、中国政府の経済戦略、中国自動車産業と市場の現状、交通渋滞や排気ガス汚染といった環境問題など、中国が抱える課題を詳細に考察した。
研究者のみならず、実際に中国で事業展開している自動車関連メーカーも執筆に参加。生産現場、中国市場により近い観点で、日本企業の立ち位置、日本企業の課題、日本企業の今後とるべき戦略などを考察している。
ポイントとしては
(1) モジュール化が進行しており、部品製造、組み立て工程での利幅は減少しているので、利幅のよいアフターマーケットを意識した戦略が必要。
(2)日系中小部品メーカーは、技術力を生かし、欧米メーカーや華僑企業と提携し、経営リスクを軽減すべき。
(3)ここ5~10年については、環境技術の開発が重要。
序章 中国の風土と自動車産業の特質
第1章 経済成長と自動車市場の発展
第2章 中国の自動車産業政策の変遷
第3章 中国自動車市場における外資系自動車メーカーの戦略
―VW、GM、現代自動車を中心として―
第4章 中国地場自動車メーカーのキャッチアップと課題
第5章 日系自動車部品メーカーの現状と今後の課題
第6章 自動車産業の発展と過剰設備の問題
第7章 自動車産業の発展を制約する環境汚染問題
第8章 中国自動車産業の将来像
結論 日系自動車メーカーの中国戦略への提言
【著者紹介】
柯 隆(カ リュウ)
静岡県立大学グローバル地域センター特任教授 (株)富士通総研主席研究員
中国出身。1994年、名古屋大学修士(経済学)。中国経済・金融を専門とする日本の代表的エコノミスト。日本、中国、アメリカ等国内外で執筆・講演活動を行うほか、財務省外国為替審議会委員、財務省中国研究会委員等を歴任。著書に、『中国の不良債権問題』、『暴走する中国経済』ほか。
内容説明
不安定な経済、熾烈な競争、環境汚染、人材の確保、グローバル戦略の方向。中国で成功するための課題と対策を提言する。
目次
序章 中国の風土と自動車産業の特質
第1章 経済成長と自動車市場の発展
第2章 中国の自動車産業政策の変遷
第3章 中国自動車市場における外資系自動車メーカーの戦略―VW、GM、現代自動車を中心として
第4章 中国地場自動車メーカーのキャッチアップと課題
第5章 日系自動車部品メーカーの現状と今後の課題
第6章 自動車産業の発展と過剰設備の問題
第7章 自動車産業の発展を制約する環境汚染問題
第8章 中国自動車産業の将来像
結論 日系自動車メーカーの中国戦略への提言
著者等紹介
柯隆[カリュウ]
静岡県立大学グローバル地域センター特任教授。(株)富士通総研主席研究員。中国出身。1994年、名古屋大学修士(経済学)。中国経済・金融を専門とする日本の代表的エコノミスト。日本、中国、アメリカ等国内外で執筆・講演活動を行うほか、財務省外国為替審議会委員、財務省中国研究会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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千田義則
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