日系自動車メーカーの中国戦略

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日系自動車メーカーの中国戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 173p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492762172
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C3033

出版社内容情報

不安定な中国経済、熾烈な競争、環境汚染、人材確保、FTA・TPP対策・・・・・中国で成功するための課題と対策

研究にあたって、中国国家発展改革委員会総合運輸研究所、エネルギー研究所、上海社会科学研究院など、中国の主だった研究機関にインタビューを実施。これにより、中国政府の経済戦略、中国自動車産業と市場の現状、交通渋滞や排気ガス汚染といった環境問題など、中国が抱える課題を詳細に考察した。
研究者のみならず、実際に中国で事業展開している自動車関連メーカーも執筆に参加。生産現場、中国市場により近い観点で、日本企業の立ち位置、日本企業の課題、日本企業の今後とるべき戦略などを考察している。

ポイントとしては
(1) モジュール化が進行しており、部品製造、組み立て工程での利幅は減少しているので、利幅のよいアフターマーケットを意識した戦略が必要。
(2)日系中小部品メーカーは、技術力を生かし、欧米メーカーや華僑企業と提携し、経営リスクを軽減すべき。
(3)ここ5~10年については、環境技術の開発が重要。

序章  中国の風土と自動車産業の特質
第1章 経済成長と自動車市場の発展
第2章 中国の自動車産業政策の変遷
第3章 中国自動車市場における外資系自動車メーカーの戦略
     ―VW、GM、現代自動車を中心として―
第4章 中国地場自動車メーカーのキャッチアップと課題
第5章 日系自動車部品メーカーの現状と今後の課題
第6章 自動車産業の発展と過剰設備の問題
第7章 自動車産業の発展を制約する環境汚染問題
第8章 中国自動車産業の将来像
結論  日系自動車メーカーの中国戦略への提言

【著者紹介】
柯 隆(カ リュウ)
静岡県立大学グローバル地域センター特任教授 (株)富士通総研主席研究員
中国出身。1994年、名古屋大学修士(経済学)。中国経済・金融を専門とする日本の代表的エコノミスト。日本、中国、アメリカ等国内外で執筆・講演活動を行うほか、財務省外国為替審議会委員、財務省中国研究会委員等を歴任。著書に、『中国の不良債権問題』、『暴走する中国経済』ほか。

内容説明

不安定な経済、熾烈な競争、環境汚染、人材の確保、グローバル戦略の方向。中国で成功するための課題と対策を提言する。

目次

序章 中国の風土と自動車産業の特質
第1章 経済成長と自動車市場の発展
第2章 中国の自動車産業政策の変遷
第3章 中国自動車市場における外資系自動車メーカーの戦略―VW、GM、現代自動車を中心として
第4章 中国地場自動車メーカーのキャッチアップと課題
第5章 日系自動車部品メーカーの現状と今後の課題
第6章 自動車産業の発展と過剰設備の問題
第7章 自動車産業の発展を制約する環境汚染問題
第8章 中国自動車産業の将来像
結論 日系自動車メーカーの中国戦略への提言

著者等紹介

柯隆[カリュウ]
静岡県立大学グローバル地域センター特任教授。(株)富士通総研主席研究員。中国出身。1994年、名古屋大学修士(経済学)。中国経済・金融を専門とする日本の代表的エコノミスト。日本、中国、アメリカ等国内外で執筆・講演活動を行うほか、財務省外国為替審議会委員、財務省中国研究会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Willie the Wildcat

29
国家戦略に基づく土台作りから攻勢への変遷。日本を含めた外国企業と、中国政府の持ちつ持たれつの関係と密接にリンク。高度成長期の日本台頭のアプローチとの差異は少ない印象。興味深いのは、やはり「吉利」。地固めからM&Aによる飛躍。敢えて自社カラーを出さない点も戦略。無論、その視線は国内から海外。一方、その外国企業。バランスとスピード。加えて”引き際”が求められる気がする。一党独裁の政治の齎す市場は、常にリスクと背中合わせ・・・。2015/06/28

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/12/03

Akira Kasuga

1
すごく分かり易い内容。1年ほど前の発行で、古くないのが良い。中国カーメーカーの生い立ちがよく分かった。2015/11/15

千田義則

0
【目次】(序章)中国の風土と自動車産業の特質・(第1章)経済成長と自動車市場の発展・(第2章)中国の自動車産業政策の変遷・(第3章)中国自動車市場における外資系自動車メーカーの戦略ーVW,GM,現代自動車を中心としてー・(第4章)中国地場自動車メーカーのキャッチアップと課題・(第5章)日系自動車部品メーカーの現状と今後の課題・(第6章)自動車産業の発展と過剰設備の問題・(第7章)自動車産業の発展を制約する環境汚染問題・(第8章)中国自動車産業の将来像・(結論)日系自動車メーカの中国戦略への提言2015/09/07

きゃすばるニイヤン

0
静岡県内にある自動車関連会社のための著書と記されている。2015年と少し時は経っているが、深い洞察ゆえその時間を感じさせない内容であった。中国の自動車環境のちしきを得たくスタートアップとして借用したが、体系的に整理され深い知識を得た。小気味よい分調で読みやすく、おすすめの一冊です2021/10/10

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