田坂教授、教えてください。これから原発は、どうなるのですか?

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田坂教授、教えてください。これから原発は、どうなるのですか?

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492762073
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C3054

内容説明

官邸で福島原発事故対策に取り組み総理に「脱原発依存」の政策を進言した元内閣官房参与が、すべてを語る。

目次

第1部 福島原発事故について
第2部 原発の安全性について
第3部 高レベル放射性廃棄物について
第4部 脱原発依存の政策について
第5部 原子力の未来について
原発の未来をめぐる一問一答

著者等紹介

田坂広志[タサカヒロシ]
1951年生まれ。1974年、東京大学工学部卒業。1981年、東京大学大学院修了。工学博士(原子力工学)。同年、民間企業入社。原子力事業部で放射性廃棄物関連プロジェクトに従事。1987年、米国のシンクタンク、バテル記念研究所客員研究員。同時に、米国のパシフィック・ノースウェスト国立研究所客員研究員。1990年、日本総合研究所の設立に参画。取締役等を歴任。現在、同所フェロー。2000年、多摩大学大学院教授に就任。社会起業家論と社会的企業論を開講。同年、21世紀の社会システムのパラダイム転換をめざす、グローバル・ネットワーク・シンクタンク、ソフィアバンクを設立。代表に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

5
「『もう福島原発事故は収束した』『もう同じ事故を起こすことはない』という楽観的意見を語る方がいます。実は、そうした『根拠の無い楽観的空気』こそが、今回の福島原発事故を起こした原因であることを、我々は、肝に銘じるべきでしょう」(22ページ)。至言であろう。巻末には未来をめぐる一問一答が書いてあって、まとめに使えるものである。原発収束には、マンパワーが相当数必要になると評者想定しているが、失業している人から動員される可能性がある。だから、洗脳されて辛うじて現場で作業を強いられる日がやってくるかもしれない。2012/11/14

サンセット

2
田坂広志、という名前は前から聞いていたが、とても均衡のとれた内容で説得力があった。文章は非常に分かりやすく、人に伝える文の良いお手本だと思う。原発とは関係ない所でも感心した。内容は、「福島の事故は楽観的空気から起きたもので、技術的要因だけでは改善できない」「原発事故処理にあたり最も重要な事は、処理を行う組織が国民からの信頼を得ている事」「即時原発停止をしても安全・安心を得る事は出来ず、今後も長期に渡る原発の研究が必須」「将来の原発政策の決定には、国民意識の成熟や脱原発依存政策の成果を待たねばならない」等。2013/03/18

_aesop_

2
非常にバランスのよい人だなァというのが田坂教授の印象でした。原発の話となると、技術論か感情論のどちらかに偏りがちだと思うのですが、両輪にして分かりやすく書かれていて、よかったです。2012/10/13

李ホワイト

1
とてもとてもわかり易かったです。原発についていろいろ思うところがありますが、この本によって自分の思いを具体的に説明・補足していただいたような気がします。ただ田坂教授の示唆とは真逆に進もうとしている現政府への怒りが募ります。2012/10/20

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