内容説明
お茶の間の主役「テレビ」にパソコンの検索機能、コミュニケーション機能がつくと何が起こるのか。その近未来を見通した1冊。テレビ業界、IT業界に精通する気鋭のシンクタンク研究員が解説。
目次
第1章 テレビビジネスの大変革が進行している
第2章 品質でなく、使い勝手が問われるネットテレビ
第3章 アマチュアに撃破されるプロフェッショナルコンテンツ
第4章 プラットフォームの統合が進む
第5章 モバイル・ブロードバンドへ舵を切ったアメリカ
第6章 テレビは「いまのテレビ」とは別物になる
著者等紹介
志村一隆[シムラカズタカ]
情報通信総合研究所主任研究員。1991年早稲田大学卒業、WOWOW入社。2001年ケータイWOWOW設立、代表取締役就任。2007年より情報通信総合研究所で、メディア、インターネットの海外動向の研究に従事。2000年エモリー大学でMBA、2005年高知工科大学で博士号を取得。文系・理系に通じ、さらには国内外のメディア事情、コンテンツ産業に精通している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
o.t.p
3
既存のTVの在り方が大きく変わる。TVを中心にしてきた宣伝のしくみも大きく変わる。ある意味では厳しい時代となるだろうが、ある意味ではチャンスだともいえる。この機会をどうとらえるかで、今後のビジネスシーンは大きく変わる。小規模でも優秀な人材はこのチャンスを見逃さないだろう。面白いコンテンツがこれから続々生まれてくると思う。2011/02/12
kentaro
2
★★★☆☆ これまでの「メディア論」とは違い、コンテンツとそれを利用する端末という視点で見るのでより大局的に理解ができる。現時点での米国における代表的サービスもあますことなく紹介されており、これからくるGoogleTVに代表されるカスタマイズ可能なネットテレビ(デカイパソコン)が引き起こす変化は注目。iPhoneが出たと同じ衝撃と市場が出来上がる。著者の志村さんにもお会いしてお話を聞いたが、この分野は非常に熱い。2011年、年初はFacebook、年末は日本へのGoogleTV投入で盛り上がるかな。2010/12/14
せいのすけ
1
新聞、TV、ネットと時代の勝者になっていく状況が分かりやすい。少し古い本だけど大体今の状況にマッチしている。2014/06/03
yasu_z2
1
第3章アマチュアに撃破されるプロフェッショナルコンテンツ興味深く読んだ、ソーシャルメディアだけでなく映像制作分野についても強力なライバルだ!業界的には脅威なのだが、個人に立ち返ってみると逆にチャンスで歓迎できる流れだと思う。ニーズが広がればそれだけクリエータとしての価値観が高まる。2011/10/07
Lily ※amazon不買運動中
1
アメリカの既存メディアのが現在経験していていることを概観するにはもってこいの本だ。「メディア業界にでは、アメリカで起ったはことは必ず日本でも起こる」これは別の著者の言葉だが、本当なら日本のテレビはこれまでのようにはいかない。配信では過酷な競争が待っている。ネットフリックスやhulu.comが今年日本上陸という噂もある。先日のTSUTAYAの上場廃止は紛れもなく地殻変動の前兆だ。2011/02/10
-
- 和書
- 草木の話 〈春・夏〉