内容説明
インドのソフトウェア産業が、世界の注目を集めている。欧米のグローバル企業が、高等教育の層の厚さでアジア随一を誇るインドのIT人的資本を求めて、インドのソフトウェア産業を戦略的ITパートナーとして活用しているのである。中国が「世界の工場」であるならば、インドは「世界のITサービス・センター」として着々とその地位を築いている。本書では、欧米のグローバル企業が、ITアウトソーシング、自社内R&Dセンター開設など、戦略的ITパートナーとして提携するインドのソフトウェア産業の強さの秘密に迫る。
目次
第1章 ソフトウェア大国への躍進
第2章 広がり続けるソフトウェア産業
第3章 理工系教育の最前線
第4章 TCSにみる強さの秘訣
第5章 インドITベンダー活用のメリット
第6章 世界が注目する金融ソフトウェア
第7章 インドIT力をいかに取り込むか
著者等紹介
小島真[コジママコト]
1946年東京生まれ。1970年慶応義塾大学経済学部卒業。1975年同大学大学院博士課程修了。1994年慶応義塾大学より博士号(経済学)取得。千葉商科大学教授を経て、現在、拓殖大学国際開発学部教授。専門は開発経済学、インド経済論
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