出版社内容情報
技術革新や「E化」に直面して、もはや聖域とはいえなくなった製薬・医療産業。このバリューチェーンの構成者たちのあり方を問い、新時代型ビジネスモデルを示す。
内容説明
ゲノム創薬、規制緩和、異業種参入、外資の勢力拡大、Eビジネス化―。岐路に立たされた製薬・医療産業はどこへ向かうのか?新時代のビジネスモデルを示す。本書は、著者が提案するインターネットの発展がもたらすビジネス形態変化の分析フレームワークを製薬・医療産業に適用したものである。このフレームワークは、ビジネスレイヤーとバリューチェーンの2軸を使ってビジネス形態を整理・分析する点に特徴がある。本書では、このフレームワークを使って、製薬・医療産業の過去・現在・未来を事例分析した。
目次
第1章 製薬・医療産業のビジネス形態変化―何が起きているか
第2章 ビジネス形態変化分析のフレームワーク―BL・VCモデル
第3章 ビジネス形態変化の事例―製薬・医療産業のBL・VC類型とビジネスモデル
第4章 製薬・医療産業のビジネス形態変化:まとめ
第5章 製薬・医療産業の将来を予測する
第6章 まとめ
付論1 ビジネス形態変化分析のフレームワーク:詳説―BL・VCモデル
付論2 ビジネスモデル分析
付論3 プラットフォームビジネス
著者等紹介
根来龍之[ネゴロタツユキ]
1952年三重県生まれ。京都大学卒業(社会学専攻)。慶応義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。鉄鋼メーカー、産能大学教授などを経て現在、文教大学情報学部教授、産能大学大学院講師、慶応義塾大学大学院講師。’90~91年英ハル大学客員研究員。CRM協議会研究委員会委員長。「Systems Reserch」誌の編集委員。著訳書に「ネットビジネスの経営戦略」(共著)、「ERPとビジネス改革」(共編)、「情報ネットワークの進展と組織革新」、「生産企業の経営」(共著)ほか
小川佐千代[オガワサチヨ]
1965年長野県生まれ。東京理科大学薬学部卒業(薬学科専攻)、産能大学大学院経営情報学研究科(MBA)修了。現在、日本ロシュ株式会社医薬マーケティング本部勤務
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