内容説明
近年、アメリカなどでは、コーポレートガバナンスが、投資の重要な判断基準として認められつつある。本書は、このトレンドを日本の投資家に紹介し、どのようにコーポレートガバナンスを考えていけば、投資で安定的にハイリターンを得られるか説明するものである。「企業統治の優劣」と「株価」は相関関係にある!エンロン、ワールドコム、カネボウ、西武、ライブドア…企業不祥事がもたらす株価暴落など巨額損失を回避。安定的なハイリターンが期待できる投資の指針を解説した、これからの投資の必携書。
目次
序章 投資家がなぜ、コーポレートガバナンスに注目するのか―世界的な潮流
第1章 コーポレートガバナンスと企業パフォーマンスの相関関係
第2章 コーポレートガバナンスをどう評価するのか
第3章 コーポレートガバナンスに基づいた投資戦略
第4章 コーポレートガバナンスの本質
第5章 コーポレートガバナンスをめぐる誤解
第6章 コーポレートガバナンスをめぐる世界的な動き
著者等紹介
フラッチャー,アレクサンダー[フラッチャー,アレクサンダー][Flatscher,Alexander]
コーポレートガバナンス・アドバイザー。CFA協会認定証券アナリスト(Chartered Financial Analyst)。日本CFA協会理事。経営学修士(MBA)。1965年オーストリア生まれ。1989年同インスブルック大学卒業。1990年文部省奨学生として来日。一橋大学を経て1994年慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネススクール)修士課程修了。その後ドイツ・フランクフルトのドレスナー銀行に入行。1996年に再び来日。コーポレートガバナンス専門のリサーチおよび格付け会社である米国のガバナンスメトリクス・インターナショナル(GMI)日本代表を経て現職。講演、テレビなどでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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