内容説明
本書は、著名な債券投資家であり、世界最大級の債券アクティブ運用のミューチュアルファンドを担当する、ビル・グロースに関する物語である。彼は人々に先駆けて、債券ポートフォリオが単に保有するものではなく取引できるものであり、アクティブ運用によってトータル・リターンを高めることが可能になると考えた。その投資に関する哲学や手法の詳細を検討すると、興味の尽きない人間像が浮かび上がって来る。
目次
第1部 ビル・グロースという人物(ビル・グロースの一日;二〇〇ドルから五億ドルへ;トータル・リターン投資の核心 ほか)
第2部 トータル・リターン投資(水浸しの経済は再び燃え上がるか;国内課税債;非課税の投資運用 ほか)
第3部 王道(今後五年間の投資法;債券王の手法)
著者等紹介
ミドルトン,ティモシー[ミドルトン,ティモシー]
CNBCの『MSNマネー』のコラムニストで、CNBCの『スクウォーク・ボックス』にも定期出演している。また、ニューヨークのWCBSラジオでは週末にビジネスレポートを発信している。かつて『ニューヨーク・タイムズ』紙のミューチュアルファンドに関するコラムニストで、『マネー』、『ワース』、および『ブルームバーグ・パーソナル』などといった定期刊行物にも寄稿していた。25年以上のキャリアを持つ金融ジャーナリストとして、ダウジョーンズ・ニュースサービスや『クレインズ・ニューヨーク・ビジネス』誌の編集者、『ウォールストリート・ヨーロッパ』紙の「マーケットとともに」というコラムの執筆者、およびセントルイス連邦準備銀行のスピーチライターなどを歴任している。ミズーリ大学のビジネス・経済ニュース報道学科でダベンポート後援研究員だったことがある
田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。東京銀行(現東京三菱銀行)に入行後、調査部、ロンドンおよびニューヨーク支店等の勤務を経て、現在、関東学園大学経済学部教授。東京外国語大学英米語学科および東京都立大学経済学部卒業。専門は国際金融論
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