内容説明
こんなご時世に投資でこっそり儲け続けた筆者が、日本の惨状を見てやむをえず公表する投資リスクの嘘と真実。サギから預金封鎖まで、隠されたリスクを丸裸にする。お金持ちへの超高等戦略第2弾。
目次
第1章 元本割れでもハッピーだ!
第2章 現代投資理論の落し穴
第3章 カネを貸してはいけない相手
第4章 「資産」と「負債」の結婚生活(ALMの話)
第5章 カモは何度でもむしられる
第6章 日本が「ええじゃないかダンス」を踊る日
著者等紹介
安間伸[アンマシン]
一橋大学法学部卒。三菱信託銀行にて債券デリバティブトレーダー、その子会社の投資顧問会社でファンドマネージャーとして資産運用の道へ進む。その後シティトラスト信託銀行に移籍し、個人富裕層向けグローバルバランス商品の運用を担当。特にグローバル債券運用、先物・オプションを使った裁定取引、投資パフォーマンス評価、投資税制、システム開発などに精通する。「平均的な」指数に追随しなくてはならないファンドマネージャーがつまらなくなり2002年に退社。現在は、日本人を「カモ投資家」から「普通の投資家」にするために、「投資家教育」「ヘッジファンド運用」「システム開発」の三本柱でビジネスを構築中。CFA(AIMR認定証券アナリスト)、CMA(日本証券アナリスト協会検定会員)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字の旅遊人
11
今でも、基本指針ではある。
bocdc
1
【備忘】リスク→インフレ、価格変動、与信、ミスマッチ、詐欺、政治2018/06/24
としくん
1
【P.74】株主にとって、会社が潰れるとなれば債務超過額が1円でも10兆円でも同じ➡︎有限会社や株式会社に認められた特権:有限責任 【P.105】長期の債務(保険契約の予定利率)と性質の似た長期債券を資産に組み入れれば良かったが、短期債券を資産に組み入れたため、金利が下がると、金利感応度が高い長期債券の方がより価値が上昇し、負債が資産を上回り債務超過(株や不動産も資産として持っていた)➡︎バブル崩壊後の生保の逆ザヤ現象 【P.187】官僚は、予算を使えるだけ使った方が出世できるので、無駄な投資が止まらない2016/08/03
askmt
0
本巻も学ぶところが多い。2016/11/11
nakitsu
0
前作の「投資と税金編」より一般的の逆の方向の内容という印象。より難しい内容だったり、より直面する機会の少なそうなケースについてのお話だと理解しました。順当な続編ですね。独特の文体もより進化してます。2012/12/10