投資家・アナリストの共感をよぶIR

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492731529
  • NDC分類 335.4
  • Cコード C3034

内容説明

本書は、全体を一二のパートに分けて、まず、時代が求めるIR活動とは何かを説き起こし、日本企業と欧米企業のIR活動の歴史や現状の格差に触れ、株式公開などを例に、企業戦略としてのIR活動の意義について述べておいた。また、IR活動の対象あるいはターゲットといえるアナリストや投資家について知ってもらう工夫も施した。さらには、今後ますます、IR活動の電子化が進行するとの予測に立ち、マルチメディア時代の活動についても先駆的な道案内を試みた。最後の方の何章かでは、IR活動を支援する団体や企業・組織体についても紹介しておいた。そして、毎年、IR活動やディスクロージャーの優秀な企業を表彰する制度や機関がいくつか存在するが、その目的や特長・意義などについても、事例研究を交えて触れておいた。

目次

第1章 なぜ?今、IRなのか?
第2章 新興・ベンチャー企業向け株式市場とIR活動の重要性
第3章 IR活動の目的と『株主価値追求経営』
第4章 IR活動推進と企業内組織のあり方
第5章 企業戦略とIR活動成功の条件―アナリスト&投資家の共感を呼ぶ秘訣
第6章 IR活動の効果測定
第7章 欧米におけるIR活動の最新テーマ
第8章 TMT時代におけるIR活動―インターネットやマルチメディアとの関連
第9章 IR活動支援と拡がるIR関連マーケット
第10章 IRコンサルタントの役割と資質―専門化、差別化の時代到来
第11章 IR活動優良企業とその選定・評価基準

著者等紹介

岩田宜子[イワタヨシコ]
慶応義塾大学経済学部卒業。外資系金融機関で外国為替、融資、ALM分析、リスク管理計画などの業務を経験。1992年よりIR業界でのキャリアを開始。94年12月米国IRコンサルティング会社テクニメトリックス(現、トムソン・ファイナンシャル・IR)の東京支社開設に伴い同社に入社。市場を意識したIR活動を日本で初提案。なお、現在、世界トップのIR会社となった同社でシニア・ディレクターを務める。著作に「欧米に遅れる日本企業の資金調達」(『ハーバード・ビジネス・レビュー』92年)、「日本企業によるIR活動の現状と今後の課題」(『商事法務』96年)、「株価左右するIR活動」(『日系金融新聞』97年)、「アメリカ最新事情に見る総会の役割」(『週刊東洋経済』2000年)の他、IR専門誌などに論文多数

近藤一仁[コンドウカズヒト]
1948年(昭23)生まれ。横浜市立大学商学部経済学科卒。71年4月野村総合研究所入社。ニューヨーク、フランクフルトなど海外駐在を含め30年近く「証券アナリスト」として活躍。94年野村総研の役員待遇となり、同年6月一吉証券経済研究所へ転籍(常務取締役)、専務取締役を経て、1999年より専務研究理事、“証券アナリストの眼”で海外企業の「IR活動」の先進性に触発され、97年『IR入門』(共著、東洋経済新報社)、99年には『図解IRがわかる本』(共著、PHP研究所)を著す。IR関連の論文、講演多数、現在、いちよし経済研究所のIR室管掌のかたわら、同志社大学商学部(大学院)で非常勤講師(「証券分析」担当)も務める。その他著書に『ベンチャービジネス&キャピタルの起業戦略』、『証券経営のフロンティア』、『証券経営の新ビジネスモデル』(いずれも共著、清文社)、『上陸する巨大ネット市場「ナスダック」』(経済法令研究会)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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