出版社内容情報
世界中で多くの高成長企業(ベンチャー)が勃興している。日本・米国の実態・育成環境、ファイナンスの仕組み、キャピタルの投資手法、育成策などを豊富なデータで分析。
内容説明
オーソドックスな論理では説明できない現象が世界を席巻しています。現在のハイテク産業では従来の近代経済学で無視され続けてきた起業家が主役になっています。また、最近日本でも流行語になっている「デファクト・スタンダード」も、市場で一定規模以上の存在になれば「収穫逓増」の果実を得られるという、経済学とは相反する論理に基づく主張です。あるいは、ハイテク集積地域の成功のカギは、個々人の出会いやネットワークにあるという主張が近年高まっています。その意味で、アントレプレナーシップは正統的なものとは対立するアンチ・テーゼです。本書は、アントレプレナーシップについて、日米を中心に広く実態分析を試みたものです。本書では、新しく企業を起こした、あるいは起こそうとする人々の活動全体を、従来の大企業、中堅中小企業とは異なる、第三のセクターと考えています。
目次
序章 起業家セクターの勃興と可能性
第1章 日本のベンチャー・エコノミー
第2章 米国のベンチャー・エコノミー
第3章 米国ベンチャーの実像
第4章 ベンチャー育成環境
第5章 ベンチャー・ファイナンスの機能と構造
第6章 米国のベンチャー・キャピタル
第7章 日本のベンチャー・キャピタル
第8章 日米のベンチャー支援制度
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