出版社内容情報
アジア通貨危機の再発を防ぐには通貨と満期構造のダブルミスマッチを防ぐことが必要。理論と実務の両面から、債券市場の育成に向けたさまざまな取り組みを評価・分析する。
内容説明
通貨と満期構造におけるダブルミスマッチを解消するためには、債券市場の育成が急務。2つのイニシアティブのこれまでの取組みを評価し、今後の求められる展開を考察する。
目次
第1章 アジア・ボンド:展望―将来の通貨危機を未然に防ぐ切り札か?
第2章 アジア債券市場発展の方向性
第3章 アジア債券市場育成イニシアティブの今後
第4章 市場変革における実践学習―地域債券ファンドからの教訓
第5章 アジア債券市場への国際協力銀行の取組み
第6章 発行体にとってのアジア債券市場―公的金融による債券発行支援と債券市場整備の展望
第7章 アジアの債券市場における新たな金融商品
第8章 投資信託を通じたアジア債券市場への投資機会
第9章 アジア通貨建て債券の新しい仲介と構成
第10章 AMU建てアジア債券のリスクと流動性
第11章 外貨準備管理、政府系ファンド、アジア債券市場
著者等紹介
小川英治[オガワエイジ]
一橋大学大学院商学研究科教授。一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。商学博士(一橋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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