出版社内容情報
日本不動産金融工学学会の学会機関誌。最新のファイナンス・金融工学の理論を、特に不動産に焦点を当てて、理論的・実証的に理解するうえでの最適の一冊。
内容説明
不動産の有効利用、リスクと資本市場の関係、都市整備問題など、激変する不動産・金融の環境を理論的・実証的に多様な視点から分析。
目次
１ 不動産金融工学発展への期待を込めて
２ 床面積規制を伴う住宅政策の経済分析：都市と不動産の経済学の観点より
３ 住宅ローン分析の現状
４ 不動産市場における取引価格のばらつきと社会的な損失
５ 不動産価格指数と市場効率性
６ 投資インデックスを用いた不動産市場の分析
７ 不動産収益還元価値評価モデルと賃料キャッシュフローのリスク分析法：商業用不動産リアルオプション価値評価法
８ 不動産収益還元ＤＤＣＦ価値分布の特性：刈屋（２０００）モデルの検証
９ 不動産開発事業評価のためのダイナミックＤＣＦ法とリアルオプション評価モデル
１０ 不動産保有税のリアルオプション分析
著者等紹介
刈屋武昭［カリヤタケアキ］
京都大学経済研究所教授、同経済研究所附属金融工学研究センター長、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー研究理事、日本不動産金融工学学会長、ミネソタ大学Ｐｈ．Ｄ．
藤田昌久［フジタマサヒサ］
京都大学経済研究所教授、ペンシルバニア大学Ｐｈ．Ｄ．著書に、Ｔｈｅ Ｓｐａｔｉａｌ Ｅｃｏｎｏｍｙ：Ｃｉｔｉｅｓ，Ｒｅｇｉｏｎｓ ａｎｄ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｔｒａｄｅ，ＭＩＴ Ｐｒｅｓｓ，１９９９（ポール・クルーグマン、アンソニー・ベナブルとの共著、２０００年度、日経・経済図書文化賞受賞、小出博之訳『空間経済学』東洋経済新報社、２０００年）など
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