内容説明
低迷する不動産市場活性化の切り札として期待される不動産投資ファンド。その秘められた可能性とリスクについて徹底検証。今後のあり方を提言する。
目次
はじめに
投資ファンドの概要―不動産投資ファンドを含めて
不動産投資ファンドの問題点(希薄化する投資家のリスク認識とリスク情報の開示;AMと顧問業者の関係および利益相反の可能性;運用対象は実物不動産か証券化商品のエクイティ部分か;実物不動産の価値評価は「一物多価」「百人百様」;実物不動産の「適正な」取引価格とは?;不動産投資ファンドのポートフォリオ評価はどのような価格で行うか?)
おわりに―反省と今後への提言
著者等紹介
三国仁司[ミクニヒトシ]
1976年日本長期信用銀行入行。為替ディーリング、金利スワップ、通貨スワップ等資金・証券業務、および商品開発を担当。1988年12月から資産証券化担当、1990年5月より資産証券化チームのリーダー。主としてリース物品、リース債権および売掛債権の証券化商品開発に従事し、商品化の実績・経験をもつ。1994年3月日本ランディック(株)入社、企画部副参事役を経て、1997年5月長銀総合研究所入社、企画部調査室主席研究員。1999年4月日本格付研究所入社、ABS担当リーダーを経て、現在ストラクチャード・ファイナンスアドバイザー
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