出版社内容情報
今年4月に改正商品取引法が施行され商品先物業界は変革を迫られている。これを機に本来の姿を取り戻し「国際水準の市場」作りを目指す業界を綿密な取材で描く。
内容説明
取引制度を改革し「国際水準の商品先物市場を整備する」ことを狙って、改正・商品取引所法が施行された。本書は、今回の制度改革を契機に、一般社会の疑惑と当業者の不信を克服し、「公正で透明な価格形成の場」「価格変動をヘッジする場」としての本来の姿を取り戻すべく歩きだした日本の商品先物業界の現在の姿を描く。業界、行政、当業者、消費者、学界―それぞれの関係者の生々しい証言は将来に向けてこの業界が抱える課題の重さと深さを正直に表現している。
目次
第1章 日本の商品先物市場って何だ
第2章 なぜトラブルばかりが多い
第3章 それでも日本にも先物市場が必要だ
第4章 何はさておき社会的信用の向上が最優先
第5章 もちろん使い勝手が悪ければ誰も使わない
第6章 ビッグバンを生き残る
第7章 世界ではいま
第8章 新しい日本型市場を目指せ