内容説明
1990年代に日本の企業年金は資産の運用管理形態をバランス型から特化型へと大きく変え、運用機関のパフォーマンス比較を行って入替えを実行してきた。年金スポンサーが次のステップへの飛躍を果たすためには、より体系的で計画的な資産運営管理方法の構築を目指す必要がある。本書は、年金コンサルタントの立場から、日本の企業年金が現実に解決していかなければならないテーマを一つ一つ掘り下げるものである。
目次
第1章 投資対象とベンチマーク
第2章 市場期待リターンとリスク・プレミアムの推計
第3章 年金ALMと現実的アプローチ
第4章 新しいマネージャー・ストラクチャーの考え方
第5章 リスク・バジェッティング
第6章 キャッシュバランス・プランの運用の考え方
第7章 コーポレート・ガバナンスと議決権行使
第8章 行動ファイナンス理論と運用実務
第9章 資産運用業界と年金スポンサー
著者等紹介
小林弘明[コバヤシヒロアキ]
1978年一橋大学経済学部卒業、同年富士銀行入行。1985年富士銀投資顧問(現富士投信投資顧問)出向。運用部次長を経て92年より調査開発部長。1996年富士・ロードアベット・インターナショナル(在ロンドン)社長。1999年富士総合研究所・企業年金コンサルティング室長。2002年みずほ総合研究所・年金コンサルティング部・第二グループ長。年金総合研究センター・運営委員、2001年4月~。日本証券アナリスト協会・セミナー企画委員、2002年4月~。MPTフォーラム代表幹事。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。英国投資運用資格(IMC)
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感想・レビュー
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- 和書
- 声の在りか 角川文庫