出版社内容情報
ジャーナリズムと学術の視点から医療や介護の現場で起きている現実を映し、根本的な問題解決のために地域を基盤とする医療・介護セーフティネットの必要性を提言。
内容説明
本書は新しい世紀の夜明けとともにスタートした介護保険を、介護という個別分野における社会保障制度として分析するのではなく、相互に関連づけられた社会保障制度の体系のもとに介護保険を位置づけて検証することを意図している。
目次
序章 将来不安を取り除く福祉改革を
第1章 介護保険を現場から見つめる
第2章 縛り付け医療・福祉は減ったのか
第3章 介護保険の問題点と公的介護制度の将来展望
第4章 医療・介護財政の制度改革
第5章 介護保険制度をめぐる地域格差
第6章 地方福祉財政のヴィジョン
著者等紹介
神野直彦[ジンノナオヒコ]
1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学助教授を経て、現在、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授
金子勝[カネコマサル]
1980年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学教授を経て、現在、慶応義塾大学経済学部教授
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