出版社内容情報
超低金利が、日本の生命保険会社の経営を苦しめている。既契約の予定(保証)利率引下げ問題の本質は何か。低迷する生保業が直面する経営課題と解決策を解説。
内容説明
超低金利下での逆鞘問題を生保業はどう解決すべきか!生保契約者の利益保護と破綻法制のあり方を解明。
目次
第1章 超低金利下における予定(保証)利率問題と破綻法制―法と経済学のアプローチから(世界的な低金利と生命保険業への影響とその対応;予定(保証)利率の経済的意味 ほか)
第2章 生命保険会社のコーポレート・ガバナンス(相互会社とは何か;保険会社の会社形態に関するこれまでの研究 ほか)
第3章 金融サービス法と生命保険(金融システムの変化と規制のリストラクチャリング;英米の生命保険市場の変容と規制の対応 ほか)
第4章 低成長移行後のわが国生命保険業の効率性(戦後の産業組織の特質;確率的フロンティア生産関数の推計 ほか)
著者等紹介
茶野努[チャノツトム]
昭和62年3月大阪大学経済学部卒業。昭和62年4月住友生命保険相互会社入社。平成2年7月住友生命総合研究所調査部研究員。平成11年3月大阪大学で博士(国際公共政策)取得。平成11年4月九州大学経済学部客員助教授(任期2年間)。平成13年4月住友生命総合研究所金融調査部主任研究員
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