出版社内容情報
円の過大評価の解消なくして日本経済の再生はない。過去30年の為替相場変動と政策当局の動きをつぶさに分析。海外エコノミストがシニカルに見通した円の将来像。
内容説明
高すぎる円の乱高下が日本を長期停滞へと導いた。
目次
1 円相場の歴史(1960~87年)
2 「ヨーヨー円」の糸を引いているのはだれか?
3 バブル経済から円バブルへ(1988~93年)
4 円にとっての好機の到来と逸失(1993~2000年)
5 「ヨーヨー円」をどうすべきか?
著者等紹介
ブラウン,ブレンダン[ブラウン,ブレンダン][Brown,Brendan]
1951年生まれ。英系および外資系の大手証券会社を経て、現在は東京三菱インターナショナル取締役調査部長(在ロンドン)。シカゴ大学経営学修士およびロンドン大学経済学博士。国際経済エコノミストとしてグローバルな資本移動と為替相場の分析が専門
田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。東京銀行(現東京三菱銀行)で調査部、ロンドンおよびニューヨーク支店などを経て、現在は関東学園大学経済学部教授。東京外国語大学英米語学科および東京都立大学経済学部卒業。専門は国際金融論
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