出版社内容情報
銀行はいまや銀行間競争の時代から、流通・通信など異業種との収益源の争奪戦の時代に入った。成長と収益性確保の観点から、戦略構築の方策を具体的に提示する。
内容説明
金融界は、自由化と技術の進歩により、開かれたシステムのなかで優勝劣敗を競う時代、すなわち業態をこえた競争や国際競争のなかで、多様な競合相手との総力戦の時代に突入した。本書は、この金融新時代にふさわしい経営課題、CRMを軸とするマーケティング戦略、商品開発戦略、チャネル戦略、マルチメディア革新、ホールセール業務戦略、リスクマネジメント、推進体制とパートナリング・アライアンスなど、広範な戦略構築の考え方と方法を具体的に提示する。
目次
1 銀行における戦略革新の必要性
2 金融新時代の経営課題
3 マーケティング戦略進化の潮流
4 CRM(コンティニュアス・リレーションシップ・マーケティング)への挑戦
5 商品開発戦略における隠れた広がり
6 チャネル戦略の革新
7 マルチメディア革新
8 ホールセール業務戦略の再構築
9 リスクマネジメントの新しい潮流―集中化と計量化が成功の鍵
10 推進体制とパートナリング・アライアンスの展開