出版社内容情報
日本の金融システムの危機が、複合的な危機であることを事実と数値で明らかにし、この危機から脱け出るための処方箋を、銀行の内側を知りつくしている著者が提示。
内容説明
「再建・整理公社」の設立、「金融持株会社」制度の導入。危機の深さを示すとともに、抜本的な施策を提言。
目次
第1部 “動脈硬化症”に苦しむ金融システム(日本経済〈と金融〉の診断カルテ)
第2部 金融システムの危機(平成不況の非連続性;資金パイプが詰まった;金融システムの構造変化;収益基盤を失う銀行;その他の金融機関の収益悪化;“危ない銀行”と“健康な銀行”)
第3部 金融システム再生への処方箋(緊急策としての不動産買入機関;不動産流動化への提言;再建・整理公社の設立;金融持株会社制度の導入;第二次資本市場時代の前提条件;絶対生存コスト基準達成へのリストラ)
第4部 金融システムを甦らせるために
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