内容説明
世界経済が収縮するなかで、パイの奪い合いが始まっている。欧米は通貨切り下げに走り、円高が止まらない。期待と現実の乖離で世界中が不満を抱え、政治が不安定化。
目次
序章 各国に目生える「戦時」の意識
第1章 「新重商主義」はなぜ起きたのか
第2章 戦場となる国債市場
第3章 欧州危機の本質
第4章 経済戦争の背景にあるバランスシート調整
第5章 五つの「日本化現象」
第6章 「日本化現象」はいつまで続くか
第7章 世界経済戦争の行方
第8章 日本に戦略はあるのか
終章 日本はまだ「持っている国」だ
著者等紹介
高田創[タカタハジメ]
みずほ総合研究所常務執行役員調査本部長、チーフエコノミスト。1982年、東京大学経済学部卒。1986年オックスフォード大学修士課程修了(開発経済学)。1982年日本興業銀行入行。1997年興銀証券市場営業グループ投資戦略部チーフストラテジスト。2000年みずほ証券市場営業グループ投資戦略部長チーフストラテジスト。2011年執行役員チーフストラテジスト。2011年7月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
3
著者は東大経卒 オックスフォード大修士⇒米国スパイタイプ!ニクソン以来の根拠のない米$の膨大な印刷行為。奈落の底へ暴落しているのは素人だけでなく、門外漢も…誰が見ても明白。「ソブリンワールドカップ」の暗喩は分りやすい。西欧ユーロの基軸通貨狙いが挫折して、アイスランド、ギリシャ、スペイン、ポルトガル…分りすぎていて客観視できない…世界経済が収縮するなかで、パイの奪い合いが始まっている。欧米は通貨切り下げに走り、円高が止まらない。期待と現実の乖離で世界中が不満を抱え、政治が不安定化。国と企業の生き残り戦略とは2013/03/16
H Shimomura
0
バランスシート調整が詳しく書いてあります! 面白かった! 作者かしこいなー 外資系なんかに負けていない!! 2013/02/03