出版社内容情報
弱小の借り手である家計(消費者)に焦点を当て、過重債務など今日的なテーマの国際比較分析をつうじて、消費者金融の政策論議に必要不可欠な実証的、理論的な学問的成果を提示。
内容説明
情報の経済学、行動経済学などの先端成果を駆使して分析。企業や生産者でなく家計に焦点を当て、過重債務、個人破産、カウンセリング、信用情報機関など、政策論議に必要不可欠なテーマを実証的・理論的にレビュー。
目次
第1章 消費者信用の需要と供給に関する経済学
第2章 米国およびヨーロッパにおける消費者信用市場
第3章 家計債務の需要と供給に関する国際比較
第4章 規制、フォーマルおよびインフォーマルな契約履行の強制力と家計向けローン市場の発展:イタリアからの教訓
第5章 住宅資産と金融債務の累積:英国家計からの証拠
第6章 クレジットカード:理論と実際
第7章 破産と消費者行動:理論と米国における証拠
第8章 米国におけるクレジットカウンセリング産業の発展
第9章 米国における消費者信用報告の発展と規制
第10章 信用情報共有の役割と効果
著者等紹介
江夏健一[エナツケンイチ]
早稲田大学名誉教授。商学博士(早大)。前早稲田大学消費者金融サービス研究所所長、消費者金融サービス研究学会会長、日本経済学会連合理事長、国際ビジネス研究学会常任理事、(社)世界経済研究協会常務理事、(社)家計経済研究所評議員。専門は国際ビジネス論
坂野友昭[サカノトモアキ]
早稲田大学商学学術院教授。早稲田大学消費者金融サービス研究所所長、消費者金融サービス研究学会常任理事、国際ビジネス研究学会常任理事。専門は経営戦略(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。