出版社内容情報
個々の中小企業の実態についての情報は驚くほど少ない。本書は、中小企業信用リスク情報データベース(CRD)のデータを初めて利用し、過去の研究では判明しなかった実態を明らかにする。
内容説明
従業員数、売上高、財務基盤、倒産件数、企業間格差の拡大…従来の資料では見えてこなかった中小企業の経営財務の現実。全国の中小企業200万社以上を網羅したCRD(中小企業信用リスク情報データベース)データを分析した初の本格的研究。
目次
序章 問題意識と本書の構成
第1章 CRDからみた中小企業の姿
第2章 CRDからみた中小企業の収益状況
第3章 CRDからみた中小企業の財務状況
第4章 CRDからみた中小企業の経営財務動向
第5章 中小企業金融のあり方をめぐって
第6章 欧米主要国の中小企業政策
第7章 ベンチャーファイナンスをめぐって
第8章 中小企業活性化のための政策提案
著者等紹介
鹿野嘉昭[シカノヨシアキ]
1954年京都府生まれ。77年同志社大学経済学部卒業、日本銀行入行。筑波大学社会工学系助教授、日本銀行金融研究所調査役、経団連21世紀政策研究所研究主幹を経て、同志社大学経済学部教授。大阪大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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