日本企業とM&A―変貌する金融システムとその評価

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492653982
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C3033

内容説明

本書は、多面性をもつ日本企業を1つの焦点、企業の活動資金調達面で直接関わりをもつ金融市場をもう1つの焦点とし、これら両者の関係や、近年における金融市場変貌の企業への影響を多面的に描き出すとともに、そこで求められる公共政策を論じたものです。メインバンク金融や株式持合、企業ガバナンス形態、金融システムに関する独自の分析に加え、とくに最近注目される企業の合併および買収(M&A)について、詳しい分析を行うことによって、日本企業の従来の特徴、変化にさらされる現在の姿、そして政策課題について、最近の諸研究を踏まえて1つの体系的な理解を提供しています。

目次

本書の目的と概要
第1部 日本の企業システム:その構造および環境変化の影響(日本企業の従来の構造と行動;メインバンク制度とその機能の多面性;株式持合とその機能の多面性 ほか)
第2部 企業、金融システム、マクロ経済(企業ガバナンスと金融システムの相関:2つの類型;企業のガバナンス構造と経営効率性:実証分析;金融システムの高度化と経済発展:多国データを用いた実証分析)
第3部 新展開をみせる金融システムおよび企業ガバナンス(急増する日本のM&A:その背景および研究課題;M&Aと企業経営の安定性および効率性:実証分析;金融システムと企業ガバナンス:近年における変貌と望ましい姿 ほか)

著者等紹介

岡部光明[オカベミツアキ]
1968年東京大学経済学部卒業。73年米国ペンシルバニア大学修士課程修了(MBA)。日本銀行金融研究所研究第1課長、米国プリンストン大学客員講師、豪州マックオーリー大学教授などを歴任。1994年慶應義塾大学教授(総合政策学部)に就任、現在に至る。この間、英国オックスフォード大学上級客員研究員、米国ミネソタ大学客員教授などを兼任。政策・メディア博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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