日本経済のリスク・プレミアム―「見えざるリターン」を長期データから読み解く

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  • サイズ A5判/ページ数 358,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492653951
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C3033

内容説明

高い法人税のせいで株主は損していた?人気銘柄に投資しても儲からない?プラザ合意は失敗だった?ドル買い介入はイラク戦争への援護射撃?株価・金利・為替の長期データから日本経済と投資家行動を究明する。

目次

第1章 日本経済の変曲点
第2章 バブルとパニックはなぜ繰り返されるのか?
第3章 理論と現実‐どちらが間違いか?―経済学者を悩ます難問「リスク・プレミアム・パズル」
第4章 投資家はどれだけの報酬を要求しているか?―デマンド・サイドからみた株式リスク・プレミアム
第5章 企業の実力と株価は関係があるのか?―サプライ・サイドからみた株式リスク・プレミアム
第6章 市場は均衡しているか?―株式リスク・プレミアムのサプライとデマンド
第7章 負けるが勝ち!?なぜ業績の悪い会社の株価が上がるのか?―バリュー・プレミアム
第8章 小型株への投資リスクは報われるのか?―サイズ・プレミアムとアノマリー
第9章 日本国債の利回りは低すぎるか?―長期金利の期間プレミアムの構造
第10章 円ドル相場はいくらが適正か?―外国通貨にリスク・プレミアムは存在しない
第11章 金融市場の社会心理学―変動するリスク・プレミアムを読み解く行動ファイナンス

著者等紹介

山口勝業[ヤマグチカツナリ]
1955年生まれ。1979年一橋大学社会学部卒、1986年イェール大学経営大学院修士。1979年日本長期信用銀行入行。LTCB‐MASインベストメント・マネジメント、長銀投資顧問で株式ファンド・マネジャーを務め、2000年よりイボットソン・アソシエイツ・ジャパン(株)代表取締役社長。2003年より専修大学大学院経済学研究科客員教授を兼務。日本ファイナンス学会理事、日本証券アナリスト協会試験委員。1991年「アクティブ株式運用のためのエキスパート・システム」、2005年「わが国産業の株式期待リターンのサプライサイド推計」で証券アナリストジャーナル賞を2回受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンセット

1
リスクプレミアムはシャープレシオ×ボラティリティに、株式のトータルリターンは配当利回り+サステイナブル成長率+評価変動リターンに分解できる。期待リターンはSGR≦r≦ROE、リスクプレミアムは0≦ERP≦ROE-rfの関係がある。ROEとPBRは業種別や企業別で見ると相関があり、バリューとグロースの指標になる。バリューやグロースのリターンは業種別のリターンでかなり説明できる。小型株効果でリターンが良いのは1月に集中していて、他の月ではマイナスが多い。期待インフレ率は過去のインフレ率でほぼ決まる。2023/05/01

Kenichi Shoda

1
株式に対するリスクプレミアムとはなんぞや。株式売買、保有する人々は当然配当や値上がり益を期待しているわけだが、それでは国債といった安全資産に対してどの程度のプレミアム(儲け)を望んでいるのか?買う側だけでなく供給する側、つまり企業の側からどの程度のプレミアムが供給できていたのか?といった問いに対して、プレミアムとリスクを要因別に分解して答えてくれる良書。儲けることが目的だけど、原理?が分かってくるというのも純粋に楽しい。ファイナンスオタク入門三部作の2番目を読了。次は「行動ファイナンスの実践」やで~2014/09/22

rubix56

0
P20まで読んだ。2011/12/04

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