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あるべき金融―リスクの市場化なくして再生なし

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492653340
  • NDC分類 338.21
  • Cコード C3033

内容説明

日本の金融は何が問題で、どう解決すべきか。3人の論客が浮かび上がらせた日本金融の病とその処方箋。

目次

第1章 日本の金融、何が問題か―知恵の時代と金融社会主義の終わり(規格大量生産時代の終焉;「戦後日本の金融」の行き詰まり ほか)
第2章 日本株式会社の行き詰まり―企業と金融はなぜ失敗したか(日本経済の問題点;日本型社会主義と資本不足時代の金融 ほか)
第3章 理想の金融はどこにあるのか―リスクテイクなくして再生なし(「金融」を知ることは「人生」を豊かにすること;金融の本来的機能とは何か ほか)
第4章 いまこそ経済政策の大転換を―小泉政権に異議あり(景気悪化は「不良債権」のせいではない;小泉構造改革の重大な誤り ほか)
解題 「リスク」と正しく向き合う時代へ―リスクの市場化と証券市場の役割(個人(家計)が晒されている「経済的リスク」
企業活動から発生する「事業リスク」 ほか)

著者等紹介

堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年大阪生まれ。東京大学経済学部卒業後、通産省(現経済産業省)に入省。日本万国博覧会(大阪万博)の企画、開催に尽力。78年通産省を退官、執筆・評論活動に入る。98年7月より2000年12月まで経済企画庁長官を務め、現在は内閣特別顧問。上海万国博顧問。東京大学客員教授

刈屋武昭[カリヤタケアキ]
1968年一橋大学経済学部卒業。ミネソタ大学Ph.D.、一橋大学経済研究所教授等を経て、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー社で金融工学を実践(1998‐2000年。現在、研究理事を兼職)。現在、京都大学経済研究所教授、金融工学センター長。93年に日本金融証券計量工学学会(ジャフィー;JAFEE)を、2000年には日本不動産金融工学学会(ジャレフ;JAREFE)を設立し会長に就任

植草一秀[ウエクサカズヒデ]
1983年東京大学経済学部卒業後、野村総合研究所に入社。大蔵省財政金融研究所研究官、京都大学助教授、米国スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、野村総合研究所主席エコノミストを経て、現在早稲田大学大学院公共経営研究科教授。専攻は金融論、経済政策論。主な著書に、『現代日本経済政策論』(岩波書店、第23回石橋湛山賞受賞)などがある
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