出版社内容情報
日本再生の鍵を握る不動産問題を解くためには金融工学の視点が不可欠。DCF(割引現在価値)法やリアルオプション、証券化、J-リートなどの話題の手法を解説。
内容説明
不動産に関わる金融とリスクの考え方を統合的に理解し、企業価値創造経営を展望。
目次
序章 不動産と日本的価値概念
第1章 リアルオプションと企業経営戦略
第2章 アセットビジネスと不動産金融工学のパラダイム
第3章 不動産の収益還元価値とオプション価値
第4章 不動産企業戦略
第5章 資本市場と不動産市場をつなぐ証券化とJ‐リート
第6章 モーゲージ証券の活用が価値創造を促進する
終章 不良債権処理問題と金融システム将来ビジョンへの提案
著者等紹介
刈屋武昭[カリヤタケアキ]
現在、京都大学経済研究所教授、金融工学研究センター長(2000年‐)、ミネソタ大学Ph.D.、九州大学理学博士、1944年浜松市に生まれる。一橋大学経済学部卒業(1968年)。一橋大学経済研究所教授(1975‐98年)、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー社で金融工学を実践(1998‐2000年、現在研究理事を兼職)、シカゴ大学などの客員教授を歴任。金融工学の重要性を認識し、1993年日本金融証券計量工学学会(ジャフィー)、2000年日本不動産金融工学学会(ジャレフ)を設立、会長に就く
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