出版社内容情報
欧州単一通貨ユーロが１９９９年１月１日にいよいよ出現する。当初予定は１１カ国だ。ユーロとドルは国際金融上それぞれ４０％の役割を占める予定。問題点と将来を分析。
目次
序章 動き出す欧州通貨ユーロ
第１章 大団円迎える欧州通貨統合―ドルに対抗する強力通貨出現か
第２章 半世紀近い市場統合を完成―「ユーロ」政治統合にも弾みか
第３章 ユーロはドルに対抗できるか―統合後に苦難の可能性も
第４章 政治的結束が成功の鍵―難航する欧州通貨統合
第５章 粉飾目立つ欧州通貨統合―背後に、独仏の覇権争い
第６章 「ＥＭＵ」はまずい構想―米国型の自動安定装置欠くＥＵ
第７章 中途半端なＥＵ機構改革―通貨統合に向けパリ・ボン枢軸は修復
第８章 英ブレア新政権は当面不参加―欧州経済政策から排除の恐れも
第９章 独の金評価替え作戦の失敗―憲法裁判所、違憲判決の可能性も
第１０章 仏のＥＭＵ当初参加は確実に―時短、雇用計画は禍根残す恐れ
第１１章 伊もＥＭＵ、当初参加の見通し―欧州委員会が独の意向汲む妥協案
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