出版社内容情報
バブル崩壊の下で銀行経営の危機が、なぜ、いかにして生じたか。リストラと信用秩序維持のためには何をすべきか。日米の事例を分析比較して適切な政策提言を行う。
目次
第1章 銀行経営と信用秩序
第1部 金融機関の経営破綻と金融システム(金融機関の破綻とその処理―アメリカにおける歴史的変遷;FDICIA〈連邦預金保険公社改善法〉を巡って―アメリカにおける破綻処理方法の変化とわが国の課題)
第2部 市場規律向上のための手段と金融システム(ディスクロージャー制度の意義と不良資産の開示;時価主義会計を巡る議論;貸倒引当金と償却を巡る問題)
第3部 金融機関経営とマクロ経済(金融システムの安定性とマクロ経済;金融機関のリストラクチャリング〈再構築〉;おわりにかえて―金融システムの安定性と発展に向けて)