出版社内容情報
「ネオ・ケインジアン理論」の貨幣経済分析としての有効性を評価するとともに、「ウィクセル主義」の見地にたって貯蓄・投資の面から貨幣経済を分析する意義を解明。
内容説明
本書は、ネオ・ケインジアンの奔流を生んだクラウアー・レイヨンフーヴッド理論の貨幣経済分析における有効性を評価することを第１のねらいとする。また第２に、「ウィクセル主義」の見地から、「貯蓄・投資アプローチ」を貨幣経済の分析に適用する意義を解明する。
目次
第１章 貨幣と貨幣経済
第２章 マネー・サプライ
第３章 貨幣経済の貯蓄・投資分析
第３章補論 ケインズの貯蓄・投資分析
第４章 貨幣経済の貯蓄・投資過程
第５章 ＩＳ‐ＬＭの貨幣経済分析
第５章補論 貸付資金説と流動性選好理論
第６章 新古典派総合
第７章 ケインズ再評価
第８章 ネオ・ケインジアン理論の発展
第８章補論 回廊理論
第９章 マネタリズムと新・古典派経済学
第１０章 ケインズの科学的研究計画
