出版社内容情報
バブルの発生と崩壊は日本経済に新たな政策課題をつきつけている。こうした課題に対して、安定的で歪みのない経済成長をめざすための的確な分析・政策提言を行う。
内容説明
本書は、新しい環境の中で、日本の国内経済運営、さらには国際的な関係ないし体制のあり方について考察するさいに重要と思われる、いくつかの視点を提供する。
目次
第1部 経済成長と物価安定(経済成長理論の新潮流;インフレーションと物価安定策;資産価格の変動とインフレーション)
第2部 金融政策と金融構造(金融政策の目標と運営;日本の金融自由化と金融政策;金融制度の改革と効率性;資本コストをめぐる諸問題)
第3部 国際経済の新局面(先進主要国の政策課題と世界貿易体制;EC市場統合と日米欧の経済関係;EC通貨統合と3極通貨体制)
付属資料 金融グローバル化の中での中央銀行の役割