出版社内容情報
財政投融資は、2001年に始まった改革によって大きな変貌を遂げた。改革は何をもたらしたのか、方向性は正しかったのか。財投研究のエキスパートが徹底的に解明する。
内容説明
形だけの組織改革ではなく個別事業の見直しが必要だ。
目次
第1章 資金調達の仕組みの改革(不思議な資金調達の優先順位;自主運用は郵貯民営化の伏線 ほか)
第2章 マーケットにおける財投機関債(第一号の財投機関債;特別債のスプレッド ほか)
第3章 財投事業の見直し(大幅に縮減された財投計画;独立行政法人制度 ほか)
第4章 行政改革推進法(行政改革推進法と財投;財投貸付金の証券化 ほか)
第5章 アメリカの財投改革(連邦信用計画と学生ローン;GSEの機能と暗黙の政府保証への批判 ほか)
著者等紹介
富田俊基[トミタトシキ]
1947年生まれ。70年関西学院大学経済学部卒業。71年野村総合研究所入社。83年財政金融調査室長、84年内国経済調査室長、87年ブルッキングス研究所客員研究員として派遣、90年政策研究部長、93年政策研究センター長、96年研究理事、2005年4月中央大学法学部教授。学位、1990年3月京都大学経済学博士。政府委員、財政制度等審議会財政制度分科会・財政投融資分科会委員(2007年~)、行政減量・効率化有識者会議委員(2006年~)、国の債務管理政策の在り方に関する懇談会委員(2004年~)、国債投資家懇談会委員(2002年~)、政策評価・独立行政法人評価委員会委員(2001年~)。著書、『国債の歴史』(東洋経済新報社、2006年:第49回日経・経済図書文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 森林経営学 〈上〉