生成ＡＩ活用の最前線―世界の企業はどのようにしてビジネスで成果を出しているのか

マー，バーナード【著】〈Ｍａｒｒ，Ｂｅｒｎａｒｄ〉/クニエデジタルトランスフォーメーション担当/ＮＴＴデータ・コンサルティング・イニシアティブ【訳】

東洋経済新報社（2025/03発売）

• サイズ 46判／ページ数 502p／高さ 20cm
• 商品コード 9784492558454
• NDC分類 336.17
• Cコード C3034

出版社内容情報

世界の企業はどのようにビジネスにAIを活用し、成果を出しているのか
AI活用の世界的権威バーナード・マー氏による、100以上の事例に基づくインサイト


本書は、さまざまな分野における生成AIの実践的なアプリケーション、応用に焦点を当てている。つまり、企業や組織がどのようにこのテクノロジーを活用しているかを探りつつ、読者が自らの組織に適した潜在的な活用事例を見つけ出す手助けをするためだ。
第1部では、その導入として、この強力で革新的なテクノロジーの概要、その動作原理、世界やビジネスのあり方をどう変えるか、そして個々人の仕事に与える影響についてみていく。また、生成AIに関連するリスクや課題についても正直に向き合い、解説する。
第2部では、企業や組織の生成AIの導入事例と、そこから得られる教訓を紹介する。続く第3部では、生成AIを企業や組織に導入する際に重要となる成功要因について解説し、さらに生成AIの将来予測についても紹介していく。（「序章」より）

内容説明

ＡＩ活用の世界的権威、バーナード・マー氏による１００以上の事例に基づくインサイト。豊富な実績を積んだクニエとＮＴＴデータ数理システムのコンサルタントによる、生成ＡＩの原理と実践導入のノウハウを記した日本語版解説付き。

目次

第１部　ＡＩ革命の幕開け（生成ＡＩの解明―新たなフロンティア；生成ＡＩの進化の軌跡を辿る；社会とビジネスエコシステムの革新；生成ＡＩのリスクと管理すべき４つの課題；生成ＡＩが職業に与える影響）
第２部　生成ＡＩの活用（メディアとエンターテインメントの新時代；広告とマーケティング―創造性とＡＩの架け橋；インテリジェントシステムを通じた顧客エンゲージメントの再構築；新たな小売業の世界―バーチャル試着、ＡＩショッピングアシスタントの台頭とその先；パーソナライズされた学習―教育の未来；医療の変革―パーソナライズされたアドバイスから業務改善まで；ビデオゲームの設計とテスト―生成ＡＩアプローチ；法律分野におけるＡＩ活用―ＡＩによる文書作成とレビューの支援；未来を創る―デザインと開発におけるＡＩの活用；銀行業と金融サービス―ＡＩの持つ破壊的なカ；コーディングとプログラミング―生成ＡＩ導入による革命；生成ＡＩの力を活用して得られるデータインサイ卜）
第３部　生成ＡＩとの前進（生成ＡＩ導入の成功の鍵；生成ＡＩの進化の未来）

著者等紹介

マー，バーナード［マー，バーナード］ ［Ｍａｒｒ，Ｂｅｒｎａｒｄ］
ビジネスおよびテクノロジー分野における世界的に著名な未来学者、インフルエンサー、そして思想的リーダーであり、人類のためにテクノロジーを活用することに情熱を注いでいる。多くの受賞歴があり、国際的なベストセラー作家として２０冊以上の著書を執筆。『フォーブス（Ｆｏｒｂｅｓ）』誌で定期的にコラムを執筆するほか、世界的に知られる多くの組織に助言を行っている。ソーシャルメディアチャンネルやニュースレターを通じて総計４００万人のフォロワーを持ち、リンクトイン（Ｌｉｎｋｅｄｌｅ）によって世界のトップ５のビジネスインフルエンサーに選ばれた。組織やその経営チームが将来のトレンドに備え、成功するための戦略を構築するアドバイザーとしても活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[andaseizouki]

生成AIがどのように活用されているかの事例を、目的や業界ごとに整理し示してくれている。ツールの事例もたくさん載っているので現状の辞典的な使い方としてはいいかもしれない。ただ、そこまでの真新しさはなかったのは、まだまだ生成AIを活用・応用した面白い事例が増えていく可能性があるからだと信じたい。この本でも述べているが、生成AIに全てお任せしてしまおうという考えではなく、いかに補完し合えるかがポイントである。使いこなすために、自ら手を動かし続けることが大切である。

2025/04/11

[Go Extreme]

基本技術: 生成AI ニューラルネットワーク トランスフォーマー ディープラーニング 機械学習 自然言語処理 説明可能性 ハルシネーション 応用分野と活用例: カスタマーサービス コンテンツ生成 マーケティング 教育 医療 音楽生成 画像生成 ゲーム開発 ビジネス革新と効果: 業務効率化 パーソナライズ化 顧客体験 新規事業開発 エコシステム 組織改革 リスクと課題: データプライバシー バイアス 偽情報 倫理問題 法的整備 未来展望と成功要因: 持続可能性 技術革新 スキルアップ リーダーシップ

2025/03/30

[2138]

これを読んでる最中にChatGPTに障害が発生してSNSが阿鼻叫喚になってた。日記の蓄積や思索のフィードバックに使ってるけど、抽象的な思考については強く、事実を間違ってる事がしばしば多いように感じるがこれも過渡期。小説とかそっちが生成AIに忖度して妙な方向に行ってしまうんだろうなと予測する。

2025/06/14

[黒とかげ]

うーん。正直、大したことがないな、という印象しかない。人にできることを省力化しても革新的なイノベーションにはならないよなぁ。それともイノベーションを生成AIが提案してくれるのか？

2025/05/25

[masabox]

生成AIに関する最近のトピックを頭に。その歴史からありようを問う感じ。課題として、倫理やバイアス、法規制などにも一通り触れてアリアス。環境への影響としての電力消費は最近結構言われている感じがしますが、パーソナライズの課題などと違い利用者目線からは少し遠い話題な気もします。エンターテイメント業界や広告への波及のあたりは日常生活でも感じるもので、今後の医療や法律でのパーソナライズへの心配と期待を持たせてくれます。日本語版解説はTOP企業のコンサルタントが生成AIの仕組み的なことも紐解いてくれている一冊でした。

2025/04/08