出版社内容情報
今後、テクノロジーの進化のスピードが加速していくことは間違いありません。新しい形の仕事のスタイルへの期待よりも、「生成AIに仕事を奪われるのでは?」と不安を抱いている人のほうが多数派ではないでしょうか。
しかし、どれだけ画期的な技術が登場しようとも、それはあくまでも手法のアップデートであり、本質的なものではありません。最も重要なことは、あなたの思考と判断に、どのようなエンジンを据えるかです。
本書で解説するデータサイエンス思考は、そのエンジンとしてふさわしい役割を必ず果たしてくれるはずです。ただし、データサイエンスは思考だけにとどまりません。現実に実装してこそ、その真価が発揮されます。会社に、社会に、新しい価値を生み出す知的生産術なのです。
本書は、そのために必要なことを、データドリブン企業の最前線で働いてきた二人の経験と知見をもとに、データサイエンスの知識がないビジネスパーソンでも、サステナブルな武器として役立つことを選び抜いて書きました。
本書で述べた項目の多くが、データサイエンティストだけが学ぶ特殊な内容ではありません。どの会社でも、当たり前のように求められていることだと思います。しかし、世界の最先端企業が高額の報酬を提供するデータサイエンティストは、本書でまとめた基本的なことを習慣にしている人たちなのです。
内容説明
生成AIに仕事が奪われると不安な人ほど、この基本が最強の武器になる!現場を知るデータ人材がすべてを手に入れる。就活生・新人からベテランまで、どの会社でも誰とでも働ける!
目次
第1章 この基本が付加価値を高める強力な武器になる!データサイエンス思考(データをビジネスにつなげる;データ分析なしにはSNSもバズらない ほか)
第2章 仕事ができる人は情報収集を仕組み化する!インプット(データの9割は使えない;わかったふりがすべてを台無しにする ほか)
第3章 インプットした情報を価値に変える基本ワザ!アウトプット(最初の一歩はエクセルから;言語化すれば迷子にならない ほか)
第4章 IPDACの好循環を生み出す必須スキル!コミュニケーション(曖昧な指示は意味を持たない;相手の土俵に乗って話を聞く ほか)
第5章 働き方も、生き方も、自分で決める人になる指針!マインドセット(謙虚さは最強の武器になる;壁にぶつかったら基本に戻る ほか)
著者等紹介
山本康正[ヤマモトヤスマサ]
東京大学で修士号取得後、NYの金融機関に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得し、グーグルに入社。フィンテックやAI(人工知能)などで日本企業のデジタル活用を推進し、テクノロジーの知見を身につける。日米のリーダー間にネットワークを構築するプログラム「US‐Japan Leadership Program」諮問機関委員。京都大学経営管理大学院客員教授
松谷恵[マツタニメグミ]
東京大学工学部航空宇宙工学科卒業。マサチューセッツ工科大学航空宇宙工学科博士課程修了。NASAラングレー研究所等での航空機制御理論研究を経て、ゴールドマン・サックス(東京・NY)にてクオンツストラテジストとしてトレーディングの自動化に関する研究開発に従事。その後、eコマースプラットフォームにて取締役CSOとしてデータ戦略およびAI研究開発組織の立ち上げを推進。内閣府主催の第3回日本オープンイノベーション大賞で内閣総理大臣賞を受賞。現在は、プライベートエクイティ・ファンドの運営会社D Capitalの取締役として日本企業のデジタル化を推進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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