出版社内容情報
消費者起点のDXをどう進めればよいのか?
夕食の献立をどうするか?
ワインをどう選ぶか?
海外旅行はどこへ行って何をするか?
顧客は「選択肢の多さ」に疲れている!
日本企業の多くがDXの必要性を感じながらも
「絵に描いた餅」にとどまっている。
流通小売業において、
「実際どうすればよいのか?」
に主眼を置いたのが、本書である。
「消費者との接点の構築」から、
「購買前」「購買決済」「購買後」のデータ取得、
「購買行動データ分析」まで、
「意思決定の疲弊」から消費者を解放する5つのステップを詳説。
【意思決定の疲弊から消費者を解放する5つのステップ】
ステップ1:消費者との接点を構築する
ステップ2:「購買前」消費者購買行動データを取得する
ステップ3:「購買決済」消費者購買行動データを取得する
ステップ4:「購買後」消費者購買行動データを取得する
ステップ5:消費者購買行動データを分析する
内容説明
消費者起点のDXをどう進めればよいのか?顧客は「選択肢の多さ」に疲れている!「消費者との接点の構築」から、「購買前」「購買決済」「購買後」のデータ取得、「購買行動データ分析」まで、「意思決定の疲弊」から消費者を解放する5つのステップを詳説。
目次
第1章 流通小売業のDXはどう進めればよいのか(90%の大企業でDXはうまく進んでいない;DXの目標を提示できない日本企業の経営陣;流通小売業に到来する「データ資本主義」の時代;「購買前」から「購買後」までのデータを取得する)
第2章 流通小売業の歴史と進化を振り返る(流通小売業の始まり、商店街の形成;百貨店の繁栄と流通小売業の近代化;高度経済成長期とチェーンストアの覇権;市場成熟期、仮説検証マーケティングの誕生;オンラインチャネルの台頭、リアル店舗は葛藤から超克へ;ヨドバシカメラの「ヒーローズ・ジャーニー」;データ資本主義時代の到来)
第3章 データ資本主義時代のビジネスモデルのつくり方(ビジネスモデルの先にある「大義」;意思決定の疲弊から消費者を解放する5つのステップ;社内の人材で分析するのか、社外の協力を仰ぐのか;次世代流通小売業のロールモデル:アリババグループ;必要なタイミングで購買体験を提供する2つのステップ)
第4章 新たなビジネスモデルを推進できる組織と人材(外部のコンサルティング会社の支援を受け、推進するフェーズ;自社の人材で新たなビジネスモデルを推進するフェーズ)
第5章 消費者から見た次世代流通小売業(「売り切れの失望」からの解放;「意思決定の疲弊」からの解放、「買い物は楽しい」へ原点回帰;次世代流通小売業は消費者の「頼れる相棒」になる)
著者等紹介
牧田幸裕[マキタユキヒロ]
名古屋商科大学ビジネススクール教授。1970年京都市生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。主にエレクトロニクス業界、消費財業界を担当。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。2007年准教授。2018年より現職。名古屋商科大学では5年連続ティーチング・アウォード受賞(2023年現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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