出版社内容情報
今は成功した経営者たちが、その若き日にいかに失敗し、挫折し、悩み抜いたのか。『週刊東洋経済』名物記者が描く感動の人生賛歌。
『週刊東洋経済』の人気コーナー「トップの肖像」を単行本化。
本書は、団塊世代の有名経営者12人に焦点を当て、彼らがいかにして挫折体験を乗り越えて、現在の地位を築いたのかを、本人たちのインタビューに基づいて描き出します。『週刊東洋経済』記者の梅沢正邦の手による、感動の人生賛歌です。
「本書には順風満帆の人物は登場しない。順風満帆の人生はウソくさい。味気ない。『失敗』や『挫折』にくっきり彩られた人生こそが人を引きつける。団塊の世代は「失敗」に恵まれているのである。(中略)
『トップの肖像』の記事から団塊の世代を抜き出し、一冊の本にまとめたいと考えた理由は二つある。一つは、若い世代への応援歌を歌えたら、という思いである。(中略)
本書をまとめたもう一つの理由。本書はわが団塊の世代、ご同胞に向けた応援歌でもある。実のところ、筆者も含め団塊の世代の大半は、挑戦者でも冒険者でもなかった。従順で怯懦であり、安きに流れた。日本社会のいまの体たらくについて、重い共同責任がある。
反省しよう。遅ればせながら、本書の登場人物にならって、その他大勢の団塊の世代も一歩踏み出そう、という提案である。」(はじめにより)。
○柳井正(ファーストリテイリング社長)「失敗と成功の弁証法」
○原田泳幸(日本マクドナルド会長ホールディングスCEO)「ジョブズに勝てなかった男」
○小川賢太郎(ゼンショーホールディングス会長兼社長)「全共闘、外食王になる」
○出口治明(ライフネット生命保険社長)「アラカン社長 100年の祈り」
○益子修(三菱自動車工業社長)「いつも戦場。災厄を撥ね返す『思う力』」
○小林喜光(三菱ケミカルホールディングス社長)「『虚無』からの旅立ち」
○大塚正則(サトーホールディングス元社長)「挫折と土壇場からの二人三脚」
○河村たかし(名古屋市長)「殉教者とオポチュニストの間」
○長谷川久夫(農業法人みずほ社長)「農業よ農民よ!経営者たれ」
○大山健太郎(アイリスオーヤマ社長)「大震災こそ『ピンチはチャンス』に」
○山田恭暉(福島原発行動隊理事長)「放射線被曝、受けて立つ」
○相原亮司(二級建築士・行政書士)「東大闘争と『三里塚』を生きて」
【著者紹介】
梅沢 正邦(ウメザワ マサクニ)
経済ジャーナリスト
1949年生まれ。71年東京大学経済学部経済学科卒業。73年同経営学科卒業、東洋経済新報社に入社。第一編集局記者として小売業、プラント・造船、通信、エレクトロニクスなどを担当。『金融ビジネス』編集長、『週刊東洋経済』副編集長などを経て、99年論説委員、2001年論説委員長。04年企業情報部長兼編集局次長。09年退社、現在に至る。
内容説明
順風満帆の人生はウソくさい。味気ない。「失敗」や「挫折」にくっきり彩られた人生こそが人を引きつける。団塊の世代は「失敗」に恵まれているのである。…本書の登場人物は失敗・艱難・挫折に対する耐性を持ち、さらには失敗を前進の原動力に転換する特殊能力を持っていた。突出リーダー12人の不格好な物語。
目次
失敗と成功の弁証法―柳井正・ファーストリテイリング社長
ジョブズに勝てなかった男―原田泳幸・日本マクドナルドホールディングスCEO
全共闘、外食王になる―小川賢太郎・ゼンショーホールディングス会長兼社長
アラカン社長 100年の祈り―出口治明・ライフネット生命保険会長
いつも戦場。災厄を撥ね返す「思う力」―益子修・三菱自動車工業社長
「虚無」からの旅立ち―小林喜光・三菱ケミカルホールディングス社長
挫折と土壇場からの二人三脚―大塚正則・サトーホールディングス元社長
殉教者とオポチュニストの間―河村たかし・名古屋市長
農業よ農民よ!経営者たれ―長谷川久夫・農業法人みずほ社長
大震災こそ「ピンチはチャンス」に―大山健太郎・アイリスオーヤマ社長
放射線被曝、受けて立つ―山田恭暉・福島原発行動隊理事長
東大闘争と「三里塚」を生きて―相原亮司・二級建築士・行政書士
著者等紹介
梅沢正邦[ウメザワマサクニ]
経済ジャーナリスト。1949年生まれ。71年東京大学経済学部経済学科卒業。73年同経営学科卒業、東洋経済新報社に入社。第一編集局記者として小売業、プラント・造船、通信、エレクトロニクスなどを担当。『金融ビジネス』編集長、『週刊東洋経済』副編集長などを経て、99年論説委員。2001年論説委員長。04年企業情報部長兼編集局次長。09年退社、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
はなあぶ
funkypunkyempty
緑のたぬき
Riko