内容説明
グラフの作り方、チャートの描き方、スライドをよりシンプルにするためのヒント―エスタブリッシュメントの世界で確立された、グローバルで通用するテクニックの数々を公開。
目次
1 スライド作成の基本(スライドの構成要素とレイアウト;スライドの作成手順 ほか)
2 グラフの作り方―数値を視覚化する(グラフ作成における基本フォーマット;ボリュームをヴィジュアルで表す ほか)
3 チャートの作り方―概念や関係構造を視覚化する(チャートの基本フォーマット;縦と横の軸を決める ほか)
4 シンプルなスライドに磨き上げる(Less is More;SN比を改善する1「必要・不必要」 ほか)
5 練習問題
著者等紹介
山口周[ヤマグチシュウ]
慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻前期博士課程修了。電通、ボストンコンサルティンググループ、A.T.カーニー等を経てヘイ・グループに参加。グローバル組織のデザイン、組織開発、リーダーシップ開発、キャリアデザイン等のプロジェクトに従事。コンサルティング・ファームで新卒学生&中途採用者に対するトレーニングの一環として「わかりやすいスライド」の作成方法を教授してきた。グロービス・マネジメント・スクールパートナーファカルティ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
59
スライド作成系で最も的確な一冊かもと素直に実感しました。巻末のおわりににあるようにこのテクニックを生き抜くためだけでなく、自分の問題意識、課題意識を多くの人に分かってもらい共感してもらうために使う、という点についても重要な点です。2020/05/02
ホッパー
43
スライド作成のプロと言えるコンサルの視点で、プレゼンスライド作成のポイントが説明されている。 データを用いて説明する時のまとめ方が分かる。2021/04/04
Book & Travel
36
スライド資料作成に時間を掛けるのは無駄なことだが、プレゼンによってその後の仕事の道筋が変わるのも事実。社内プレゼンでも、まずい資料のために後で無駄な仕事が増えるのもよくあることである。本書で紹介されるのは、メッセージを早く、正確に、少ない労力で伝えることに重点を置いたスライド作成術。奇をてらわず、シンプルで効果的に伝える手法は説得力があり、参考になる所が多かった。具体的な手法もさることながら、「レイアウトはまず紙で」「Less is More」等のエッセンスを、自分も部下にも身に付けておくようにしたい。2017/03/30
逆丸カツハ
24
言われてみればそうだけど、実際やると誤ってしまいがちな話が満載だった。大変勉強になった。2025/03/19
koji
18
この1ヵ月「1枚のポンチ絵で分かり易く表現する」ことに苦しみ続け、夢まで見るほどでした。丸善で目にした時、以前は敬遠していたのに思わず縋るように買ってしまいました。大正解です。私は、スライド作成はセンスと思っていましたが、論理なんですね。冒頭の、ビジネスにおけるスライドの役割は、「ビジネスにおけるコミュニケーションは、より早く正確に少ない労力で成立させる」という定義に納得し、その後は線を引きまくりました。巻末の練習問題もおさらいになります。本書を読み込めば、続編を買わなくても、スライド作成の基本は学べます2015/04/14