内容説明
グローバルを舞台に企業の収益力強化プロジェクトを数多く手掛ける戦略コンサルティングA.T.カーニーの経験・知見を基に、「分析手法」「フレームワーク」「削減施策」「経営論」の視点から利益を生む経営体質への変革アプローチを解説する。
目次
大幅なコスト削減が可能な領域「間接材コスト」
間接材コスト削減アプローチの全体像と要諦
費用項目別アプローチ1・印刷費
費用項目別アプローチ2・諸費
費用項目別アプローチ3・物流費
費用項目別アプローチ4・施設管理費
費用項目別アプローチ5・IT費用
費用項目別アプローチ6・メディア広告費
コスト削減プロセスにおいて求められるリーダーシップとプロジェクト運営
コストセンター子会社への対応
設備投資コスト適性化への適用
カウンターソーシング
著者等紹介
栗谷仁[クリヤヒトシ]
A.T.カーニーパートナー。早稲田大学法学部卒、ハーバード大学経営大学院修了(MBA)。大手電気メーカー・医療機器メーカーを経てA.T.カーニー入社。オペレーショングループのリーダーとして、コスト削減、業務改革、営業力強化、サプライチェーン改革、企業再生、事業戦略、グループ経営改革、組織変革など、幅広い領域において企業の収益拡大・競争力強化を支援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Q
16
リミテッド ●間接材コストは製造原材料以外の購入コストでありインパクト大きい ●残された領域となるのは、専門管理部門の不在 ●市場価格との比較で削減余地を把握 ●コストの分解と積み上げで理論上のあるべき価格を算出。業者ロジックとの矛盾を明らかに ●従業員の調整より間接材の削減は痛みが小さい ●まずはユーザーマネ。サービスレベルの見直し。次にサプライヤーマネ。価格交渉 ●早期の成功体験が重要 ●人の費用は工数と単価に分解 ●広告代理店は広告主と媒体者の代理 ▷顧客の考え方が分かった2020/11/22
あつお
15
コスト削減の盲点を探る本。 大きな成果を得られど、着目されない間接費。各項目別にコスト削減のノウハウを語るのが本書。主な内容は①物流、②IT、③メディア広告。①多重下請け構造の現在の物流業界。しかし原価は、人件費・移動距離などから算出可能。中間企業の搾取を見抜いて、コスト削減を図る。②複雑なシステム構造は理解しにくい。自社である程度のノウハウがあれば、必要工数から原価を算出可能。③媒体により、費用対効果が算出しにくい分野。ターゲットを絞ったWeb広告に重きを置くなど、マスメディアからの脱却を図る。2023/07/21
シカマル
4
経営者目線でのコスト削減方法について。視点が高いが、具体的に書かれている。施設管理費、IT費用、コストセンター子会社の内容は、なるほどと納得。読み返したい。2019/05/16
yyhhyy
1
部品調達以外のサービス系の調達は、貸し借り・しがらみ・内訳ブラックボックスが多いが、そこも値引きさせよという趣旨のもと、経営者の心構えや警備・広告・物流等の価格体系の例示などがある。コンサルが書いた本ではあるが、サプライヤーのモチベーションを維持するなどの大局的な観点は割愛されていて、現場担当向けにフォーカスされた本だと感じた。2022/05/21
Mr.7ho
1
まったく使えない。。2012/07/28
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