出版社内容情報
ITはただの道具でしかない。ITが真に経営に貢献するには、ITに経営の意思を注ぐことが必要である。単なるコストセンターではない、真に強いITを創るための戦略を解説した画期的一冊。
内容説明
本書では、ITの本質的な変化の波を“5つのI”という形で詳述し、ITグランドデザイン策定における議論の視点を提示する。“5つのI”とは、「Innovation(イノベーション)」「Information(インフォメーション)」「Integration(インテグレーション)」「Infrastructure(インフラストラクチャ)」「Industrialization(インダストリアライゼーション)」である。これらの波を、よきタイミングを捉えつつ乗りこなせるかどうか。それはIT活用のレベルを左右するだけでなく、企業の成長性や競争力にも大きな影響を与えるはずである。
目次
序章 「攻めの経営」下において期待される『IT力』
第1章 イノベーション
第2章 インフォメーション
第3章 インテグレーション
第4章 インフラストラクチャ
第5章 インダストリアライゼーション
第6章 IT人材マネジメント
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
syatsuzuka
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戦略論として、机上の空論をかかげているわけではなく、今ホットなトピックもしくは、これから注目されるであろうトピックがあげられており、とても興味深く感じた。 昨今のトレンドだけではなく、随所に関連するべき論についても触れられていて、生きた言葉という印象を持った。2010/05/09
たー
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企業におけるITの位置づけを見つめなおすには良い本。若干内容が薄いが。2009/01/21
norio sasada
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https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/85d77a52fda9553fac45fb5be4da9e87 https://note.com/norio0923/n/n78debaf035b22009/05/16
Kei11223344
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約10年前、ITを本格的に導入していく企業の実情を理解することができた。守りのIT戦略は固定的IT支出を増やし、経済的価値を高めるには至らない。日本人の特性上システムの不具合やお客様に不便をかけまいとグローバル比較して戦略的IT投資にお金を掛けられていない。攻めのIT戦略を行い、グローバル水準の使い方をする事で、より効果的にITを導入できる。ITパスポートを取得した事で内容をスムーズに理解できた。2020/01/29