内容説明
これからの経営トップが頭に入れておくべき法務知識を、ケーススタディ(法律相談)形式でスッキリとわかりやすく解説。“法律センスで経営格差が開く時代”を勝ち抜く必携書です。
目次
第1章 取引先との交渉、契約に関する極意
第2章 資産運用、財務、債権管理に関する極意
第3章 労務管理、内部統制に関する極意
第4章 まさかのトラブル、風評被害対応に関する極意
第5章 知財、独禁法、国際取引に関する極意
第6章 M&A、株主対策に関する極意
著者等紹介
畑中鐵丸[ハタナカテツマル]
弁護士・ニューヨーク州弁護士。1968年大阪生まれ。ヴィアトール学園洛星高等学校(京都)卒業。東京大学法学部在学中に司法試験と国家公務員試験(1種)に合格。同大学卒業後、新日本製鐵勤務、ペンシルバニア大学ロースクール(法学修士課程)卒業、Kirkland & Ellis法律事務所(米国)などを経て、現在、弁護士法人畑中鐵丸法律事務所代表。公職として、日本弁護士連合会債権回収業に関する委員会委員、日本商品先物取引協会あっせん・調停委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
何か問題が発生してしまった時、最終的な解決を導くために法律を使う。それもまたひとつの法律の使い方だが、それが全てではない。そもそも問題が発生しないようにするためにも、法律は有効である。問題が発生したあとで現状復帰するためには多くの労力が必要になるが、最初から問題が起きないようにすればずっと小さなコストで片がつく。2013/12/31
えの
1
債務を株式化して財務を改善する/事業を承継する者のみが議決権つき株式を遺言で取得するようにする/当社のゴールは、監査法人から頂戴すべき統制監査報告書において無限定適正意見を頂戴することです。その上で、現状の当社の内部統制について具体的にどのような問題があるか、企業会計審議会内部統制部会の基準に則してご指摘いただきたい/ライセンス契約のライセンサーは契約内容を詳細に取り決めろ/売り手側は契約内容を事細かに決めない/チェンジオブコントロール条項/定款変更で株券発行会社への移行が可能/増資の主要目的ルール2020/10/24
ささ
0
41の設例を交えて会社の運営から手形、M&A等会社にまつわるの問題の解決法を優しく示してくれる良書。「会社」という分野に限定したテーマであるが、これだけでも現実とは自由度が高い。そのため法律も範囲が広く、細かいと感じた。2013/07/02
みおん
0
有能な弁護士を敵に回すと怖い…。そして企業として経済活動をするためには、性悪説に立たなければならないのかと目が覚めました。「この人・会社はこんなことするわけない」という前提は無しで、「何かあったとき」に不利にならないよう、あらかじめ種々想定しておくものなのですね。そんなことに今さら気付いたのかと言われたらお恥ずかしい限り。2012/11/11
シエナ
0
企業法務に関してケーススタディで学べる。 例文がかなりおちゃらけているが、弁護士の先生がこの文章を書いたと思うと少し笑えてくる。 トラブルのたねをまかないように予防法務を行う重要性を感じた。 この分野ではまだまだ勉強が必要2018/06/08