内容説明
はてしなく市場の細分化を推し進めた結果、およそ考えつくかぎりの製品が出回っている今日。これ以上、どこに「満たされていないニーズ」があるというのだろう?そこで登場したのが、水平思考で発想する「ラテラル・マーケティング」だ。ラテラル・マーケティングとは、市場をひたすら垂直方向に細分化していく従来の手法を補完し、これまで存在しなかった新しいカテゴリーや市場を創出する手法である。ラテラル・マーケティングの枠組みと理論を示し、企業に新たな突破口を示すこと。それが本書のねらいである。
目次
第1章 市場の発展と競争のダイナミクス
第2章 伝統的なマーケティング思考法の強みと弱み
第3章 既存市場の内部から生まれるイノベーション:イノベーションの一般的形態
第4章 既存市場の外部から生まれるイノベーション:イノベーションの新形態
第5章 ラテラル・マーケティング:バーティカル・マーケティングの補完的手法
第6章 ラテラル・マーケティングのプロセス
第7章 市場レベルにおけるラテラル・マーケティング
第8章 製品レベルにおけるラテラル・マーケティング
第9章 その他のマーケティング・ミックス・レベルにおけるラテラル・マーケティング
第10章 ラテラル・マーケティングの実施
著者等紹介
コトラー,フィリップ[コトラー,フィリップ][Kotler,Philip]
ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院インターナショナル・マーケティングS・C・ジョンソン・アンド・サン・ディスティンギッシュド・プロフェッサー。「近代マーケティングの父」とも称される。IBM、ゼネラル・エレクトリック、バンク・オブ・アメリカ、AT&T、といったリーディング企業のコンサルタントも務める
デ・ベス,フェルナンド・トリアス[デベス,フェルナンドトリアス][de Bes,Fernando Trias]
世界各国でコンサルティングとマーケティング・リサーチを手がけるサルベッティ・アンド・ロンバートの創業者でパートナー。同社のクライアントにはペプシコ、ソニー、ヒューレット・パッカード、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ネスレ、ダノンなどが名を連ねている。マーケティング・イノベーションのコンサルタントとして活躍する一方で、バルセロナのESADEビジネス・スクール、マーケティング学科の助教授も務める
恩蔵直人[オンゾウナオト]
早稲田大学商学部教授。早稲田大学商学部卒業後、同大学大学院商学研究科を経て、1996年より現職。専攻はマーケティング戦略
大川修二[オオカワシュウジ]
1961年生まれ。1985年早稲田大学第一文学部(哲学専修)卒業。翻訳家。人材開発トレーナー(株式会社リクルートと業務委託契約)
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