出版社内容情報
ソフトバンクの財務の責任者が、自らの実践に即してグローバルスタンダード経営のあり方を示す。財務、M&A、提携、株価などについての戦略は経営管理者必見。
目次
第1章 日本的経営システムの終焉(日本的経営の秘密は「含み資産」にあり;「含み資産」の中身は株と土地;金余りと低金利が生み出したバブル ほか)
第2章 企業価値創造の経営(会計上の利益とフリー・キャッシュ・フロー;事業領域と企業価値;科学的経営と企業価値 ほか)
第3章 企業価値創造の永続性を目指して(ソフトバンクの事業選択の九条件;組織を弱体化させる要因;組織を衰亡させる要因;組織持続のための知恵)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasutaka Hori
2
1997年ということで20年も前の話ですが、今にも通じる北尾さん(そして孫正義さん)の本質を見る目、そしてエクセキューション仕切る意思。一つには当時北尾さんが本書で書いてあることが、今スタンダード化されつつあるという点。もう一つ、書いていることを実行し切ったから今のソフトバンクがあるということか。それにしても、今はもう資本関係がなくなったとはいえ、北尾さんがいて、ヤフーの川邊さんがいて、宮内さんもいてって、、、、ソフトバンクすごいなと今更思う。そしてそうしたかた画を惹きつける孫さんすごいなと今更思う。2020/05/07
Akitoshi Maekawa
1
CFO/財務戦略の観点から論じた、企業経営の書籍。CFが必須書類とする前から、ソフトバンクがFCFを重視した経営をしていたという慧眼はさすが。ファイナンスリテラシーはまったくないな・・・プロの仲間を捜すとしよう。2014/02/02